2 / 23

第2話

スイは逃げようとした。 怖かった、それ以上に秘密がバレることを恐れた。 胸? もちろんだ。 でも、それだけじゃない。 「スイ、ダメだよ逃がさない。何でも言う事を聞いてきただろ?」 何故か甘く幼なじみが言う。 ズボンも下着も抜かれた脚をしっかり掴んで離さない。 スイの細い太ももにキスさえした。 そのとおりだった。 スイはワガママだった 幼なじみが甘やかしてくれるので図にのって散々ワガママに振舞った。 ずっとずっと。 「何でもしてやる。してやるから。オレのモノになって、スイ・・・」 幼なじみはスイの太ももを甘く噛んだ。 スイは悲鳴を上げた。 その甘い痛みが怖かった。 今させられた射精とは違う甘さがそこにあった。 それに幼なじみはスイの秘密に近づきすぎている。 ダメだ。 知られてはいけない。 本当にマズイ。 まだ、後ろの穴を犯される方がマシなことがある。 幼なじみはそうするつもりだろうけど、その方がまだいい。 嫌だし、怖いけど、まだいい。 それだけは気付かれたくなかった。 でも。 幼なじみはスイの後ろの孔をよく見ようと尻を抱えあげたから。 孔だけでなくそこも見えてしまった。 「・・・え?・・・ナニコレ・・・」 幼なじみが驚いたような声をあげる。 射精したばかりのペニスの下に。 盾割れたピンクの粘膜と襞と孔。 それは無毛の女性器に似ていた。 いや、ペニスでの快楽に連動して、濡れそぼってるそこは。 間違いなく、女性器だった。 小ぶりのヴァギナ。 スイは秘密を暴かれすすり泣く。 誰にも知られたくなかったこと。 スイには女の器官もあるということ。 「どうなってんだ・・・」 幼なじみも流石に驚き固まっていた。 スイは絶望した。

ともだちにシェアしよう!