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第11話
「さすがに家に帰らないとな」
幼なじみが言った。
スイの家にずっと泊まりこんでいたが、帰ってくるように促されたらしい。
スイの家程金持ちではないが、幼なじみも古い旧家の次男坊で、名家というなら成り上がりのスイの家より遥かに格式があった。
帰ってこいと言われたらしい。
いつも以上に執拗だったわけが'分かった。
その晩初めてスイは胸だけで達して、幼なじみを悦ばせた。
いつもより更に終わらないかのような夜だった。
途中、幼なじみがコンビニに行った時、これで終わると思っていたのに、水やスポーツドリンクを買って帰ってきた幼なじみは、スイにそれを与えると、また当たり前のように始めたのだ。
胸でイカせることから再び初めて。
そう、まるで先ほど抱かれたこと等なかったかのように。
「ああ、挿れてぇな。前の穴も後ろの穴もトロトロだし」
幼なじみは女の穴を三本でかき混ぜ、後ろの穴に挿れたディルドをゆっくり動かした。
ひいっ
いいっ
いいっ
哀れなスイはかすれたきった声でそれでも言ってしまう。
感じたら言うように執拗に教えこまれたのだ。
「もう十分だよな、スイ、オッパイだけでイケるようになったし、女の子の穴も、後ろの穴も、こんなに欲しがってるし」
幼なじみが言うように、前の穴を弄られ滴らせ、後ろの穴でそれなりの大きさのディルドを咥え込こみペニスは勃起こそもうしないがダラダラと精液を垂れ流し続けている。
毎日弄られている乳首はぽってり腫れて尖っていやらしい。
スイの姿はもういやらしすぎた。
昼間の綺麗な顔の暴君ぶりが、それに拍車をかけていることをスイだけがわかってない。
スイの身体はもう幼なじみのモノを欲しがっていた。
後ろの穴はいつも中途半端で、そこだけで達したいと思うようになっていたし、女の穴は今ではゆ指以上のものを求めていた。
今ではスイはペニスを直接触られるより、後ろや女の穴からの刺激での射精の方が好きになっていた。
「しばらく家に帰らないとダメだけど、1週間かな。そしたらスイの後ろも前も。オレのをぶちこんて、たっぷり出してやるよ」
耳元でささやかれながら、女の穴の方で指でいかされ、後ろのディルドはまた中途半端なところで引き抜かれる。
痙攣している女の穴が幼なじみの指にしゃぶりつくように絡むのも、足りない後ろの穴が欲しがって感じるのも、スイは自覚させられた。
でも。
幼なじみに女の穴も後ろの穴も犯されるのは。
それでも嫌で、スイはすすり泣いた。
いやっ
いやぁ
もうゆるして
幼なじみは笑って指をまた動かし、スイをイカせる。
ひいっ
ひいん
ひうっ
いいっ
いいっ
いいっ
喉を垂直に立てて感じるスイを愉しそうに見つめ、幼なじみは低い声でスイに言う。
「こんなにいいくせに?」
その通りだったからこそ、スイはすすり泣き続ける。
「ああ、クソ可愛い・・・。挿れてぇ・・・」
幼じみは呻くと、またスイを責め始める。
ゆるして
もういやぁ
いやぁ
スイの言葉は聞き遂げられたことがない。
そしてまた太ももやスイの手で幼なじみは射精するのだろう。
いつもはそこまでしないのに、朝方近くまでそれは続いた。
「スイ・・・1週間後をたのしみにしてろ」
幼なじみの声を、絶望しながら聞いていた。
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