13 / 23

第13話

幼なじみのいない夜に安心した。 家に帰ってくるなり、服を脱がされ、喘がさせられることもない。 玄関に入るなり、服を捲りあげられ、ドアに背中を押し付けられたまま、胸を吸われ噛まれ、女の穴に指を入れられ、イカされたり、 テーブルの上で脚を広げられ、出ない出ないと泣いているのにペニスを食われられ、射精を強制されたり、 風呂で後ろの穴の準備を教えられ、自分でするところを見せることを強要され、泣きながらそうしたり。 ベッドで後ろの穴を広げられ、良いところを何度もディルドや指で擦られるのに、絶対に後ろではイカせてくれなかったり。 この家で。 家政婦が帰る頃にはもういないのをわかってて、2人きりなのを知っているからこそ。 幼なじみは至るところでスイに淫らなことをした。 ペニスと後ろの穴。 後ろの穴と女の穴。 ペニスと女の穴。 同時に交互に感じさせられ、もうどこで感じてるのか分からなくなり、怖くなって泣き叫ぶ。 きもちい わからな、い こわい こわい そして女の穴で指でイカされる。 でも、女の穴は。 ひくつき、もっと奥をもとめたのだ。 スイは家に帰ると幼なじみとの記憶に囚われる。 今はいないのに。 幼なじみは家のあちこちにいるだけで、スイにそれを思い出させるようにしていたのだ。 スイは身体を震わせる。 幼なじみがいない1日目なのに。 まいにち止めてと泣いていたのに。 カーテンにしがみつきイカされたことを思い出し、スイのペニスは勃起していた。 スイは震える手でカーテンを掴んでいた。 あの時後ろの穴にディルドを挿入され、女の穴と乳首の両方を立ったまま弄られ、スイはカーテンにしがみついて泣き叫んでいた。 摘ままれる乳首の痛み、 女の穴をかき混ぜる幼なじみの指。 背中から抱き込まれる熱い肌。 スイは今は何もされていない、誰もいないのに思い出しただけで喘いでいた。 ペニスが勃起し、女の穴が濡れ、後ろが疼く。 スイは。 絶望した。 だってスイは幼なじみの指を求めていたから。 欲しくてたまらなかったから。

ともだちにシェアしよう!