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第16話
マンションの入口に家来達はいる。
スイは地下の駐車場から出ることにした。
スイは上の階の女性に頼むことにした。
まだ、幼なじみが家に泊まり込むようになる前、そう、犯される前、何度かエレベーター等で顔を合わせて話をするようになって。
上の階に住んでることは知ってた。
スイは自分の綺麗な容姿が女性に好かれることも知ってたし、やろうと思えば人に好かれるように振る舞うこともできた。
スイは上の階の女性にインターホンで頼みこむ。
「見張られてるので助けて欲しい」と。
本来なら女性は用心するだろう。
でも、スイは綺麗で暴力とは程遠そうで。
困ってて可哀想で。
弱々しい美少年に女性は同情してしまったし、そうなるとスイはわかっていた。
親から金を引きだすプロなのだ。
スイは。
地下の駐車場からスイは女性の車で外に出してもらった。
スイはそこから、繁華街に向かう。
こからは危険が伴うが、でも。
幼なじみといる方が危険だとスイは判断した。
こんな身体にして、監視をして、スイを支配して。
スイは誰か相手を見つけるつもりだった。
女の部分をバレないように。
立ったままで後ろから突かれるだけなら、大丈夫じゃないか。
万が一、女の部分がばれたとしても。
そこを犯されてももういい。
これ以上幼なじみに支配されるよりは。
幼なじみが与えてくる快楽は危険すぎた。
1週間幼なじみがいないだけでコレだ。
女の穴の奥深くまで犯され、後ろの穴でイカされるようになったならどうなってしまうのか。
そんなの嫌だった。
スイは相手を探しに街の中へと入っていった。
それがどれほど危険なことか、分かりもしないで。
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