21 / 23

第21話

後ろの穴より狭い、スイの女の穴はそれでも幼なじみのモノを受け入れた。 「ああ、欲しがってる。スイ、奥まで欲しかったんだろ?」 揺すられた。 スイは涙をながしながら唇を噛む。 そうだったから。 でも。 こんなの嫌だった。 「スイは女の子の穴が嫌いなんだろ?・・・女でいたくないから?」 幼なじみがゆっくりそこで動きながら言う。 動かされる度に身体が跳ねた。 スイのそこは執拗に指で教え込まれ、ずっと幼なじみのペニスを欲しがっていたのだとわかってしまう。 唇を噛んで快楽に耐えようとする。 ここでペニスを咥え込み、イカされるのだけは。 女の穴でイカされるのだけは。 嫌だった。 「ダメだよスイ。我慢するなんて許さない」 幼なじみは言った。 ねっとりと、動かれ、スイはまた身体を痙攣させ、身をよじったけれど、声を殺した。 「スイ・・・」 幼なじみが優しい声で言ってもスイは唇を手で塞いで耐える。 目を瞑る。 同じ顔が2つ覗き込んでくるのにも耐えられない。 おかしくなりそうだ。 「そう。意地張るのは可愛い。でもそんなの許さない」 幼なじみの声がどこかザラついて、それが恐ろしすぎた。 ゆっくり、でも深く。 いやらしい動きが始まった。 執拗にピンポイントで責められる。 スイの身体が痙攣を止められなくなっていく 「ここだろ、スイ。ここが気持ちいいな」 幼なじみが囁いた。 そうだった。 そこだった。 スイはもう耐えられなかった。 あっ いや いや スイは叫んでしまう。 「可愛いなぁ、めいっぱい感じて」 見ているだけの幼なじみが言う。 「ああ、すげぇ。めちゃくちゃ気持ちいい。女の子の中でもこんなになったことないぞ、オレ」 幼なじみが呻く。 「ああ、スイの後ろもそうだよ。オレ男の後ろであんなになったことない」 見ている幼なじみも同調する。 「後ろもあとで」 「女の子の穴もあとで」 2人は言い合う いやぁ もいいい いいからぁ スイは泣き叫ぶ。 後ろの穴の快楽とはまた違った。 これはこれで底無し沼のようだった。 「イキたいっていうまでずっとこのまんま」 幼なじみが言う。 いやらしい動きはスイを追い詰めはしても、寸止めで責めて来る。 ひいいっ だめ そこ嫌 だめなところを責め立てられた。 「スイ、乳首までピクピクして。後ろの穴もパクパクしてんだろうな。ああ、ほら、スイ射精までして。いやらしいね」 見ている幼なじみに囁かれる。 誰かに見られながらセックスなどスイは当然したことがなく、羞恥に泣き叫び、そして感じて泣き叫ぶ。 幼なじみの家の者が誰も来ないのは、幼なじみの部屋が離れにあるのと、もう、スイが幼なじみのモノであると一族が決めたからなのだろう。 家族公認で幼なじみはスイを犯しているのだ。 「そんなに女の子は嫌?オレはスイがオレの子供を産めると分かって嬉しかったけど」 どちらが言ったのかもわからない。 スイはイキたかった。 追い詰められていた。 責め立てられ、そして、そらされる。 欲しくて欲しくてたまらなかった。 スイは陥落した。 教えられたように言った。 イキたい イカせて・・・ おねがい・・・ どちらにキスをされたのか。 スイは女の穴に挿れられて、深いところで達した。 後ろの穴とはまた違う高みに震えが止まらなかった。 そして。 そこでも幼なじみの精液を受けたのだった。 痙攣しているスイを幼なじみは抱きしめていた。 「 可愛い。スイの中で出したかった。ずっと」 かすれた声。 でもスイが恐怖したのはその後だった。 「お前は何度もスイの後ろで出したんだから、同じ数オレが出すまで見学だ」 幼なじみが言っていた。 「まあな、そこは悪いと思ってる。でも、スイがめちゃくちゃ拘ってた女の子の穴で最初に射精出来たんだからそれはそれで良くない?」 「一応決めとくか。基本はオレは女の穴でお前は後ろな。でもたまには交代しても良い。妊娠させる時は別」 「そうだな、オレはスイの後ろに愛着あるし、お前が女の穴に愛着あるのもわかる。だってスイのハジメテをもらったんだからな。どっちがそれぞれの穴の開発できるかとか楽しそうだし。でも今日は」 「そう今日は。オレは前も後ろも犯したい」 「そう今日は。オレは後ろも前も犯したい」 幼なじみは2人で笑いあった。 2人で一人だから。 スイを分け合うのだ。 「とりあえず、後二回は待ってろ」 スイの女の穴で再び動きながら、幼なじみが幼なじみに言う。 「見てんのも可愛い。だってスイは可愛い」 幼なじみが言う。 いや いやぁ スイの拒否は聞きとげられることはなかった。 スイの女の穴は幼なじみを受けいれ、精液で満たされ。 後ろの穴はまた犯されるのを待っていた。 これで終わらないことだけが分かっていた。

ともだちにシェアしよう!