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第3話 姫の次は妻だって。 

「神に選ばれし3王子は、速やかに聖姫と共に命の泉へ行き、聖魔結合の儀をとり行うように!」  何やら(おごそ)かな声が響き、リョータは声がした方を見ると… すぐ近くに玉座らしきものがあり、王様? …っぽい人物が座っていた。 <あ… やらかした? オレ… チ○コ王様に見せちゃったの? どうしよう、チ○コ勇者様とか呼ばれたら…>   ちょっとだけ涙がにじみ、ガックリとリョータが凹んでいる間に… まわりにいた人たちが、全員ひざまずいて… 「御意!」 と声を合せて国王?に答える。  リョータを抱き上げた男は、足早に玉座の間を退出した。 <ああ~ オレの勇者様生活… もう、終わったかも?>  リョータに声を掛けた3人の男たち(周りから王子と呼ばれていた)と共に、城(王様がいるから、たぶん城)の地下へと下り、ピンクの湯が沸き出る温泉に連れて来られた。  全裸になった3王子に服をはぎ取られ、ピンクの温泉に入ると、トロリと柔らかいお湯で…  ブツブツがある肌が綺麗にならないかと、リョータはピンクのお湯の中で身体中をゴシゴシとこすった。 「わぁ~ 温泉なんて久しぶりだぁ~ ピンクのお湯ってさぁ~ これ入浴剤でも入ってるの? 美肌効果とかあるの?」  温泉の真ん中に祭壇(さいだん)らしきものがあり、興味津々(きょうみしんしん)でリョータが見ていると… 「リョータ…」   自己紹介でクラスと名乗った金髪、赤眼のイケメン王子がリョータを抱き上げ、石造りの祭壇らしきものの上に座らせた。 「ええ? 何だよ?!」  パカリッ… とクラスがリョータの足を開くと… ペニスをむちゅむちゅと(むさぼ)り始めた。 「わわわっあああ!! こらっ! こらっ! こらっ! こら―――っ!」   ムチュッ チュク…ッ…ムチュゥ… プチュチュ… プチュゥ…  リョータは慌ててクラスを自分のペニスから引きはがそうとするが… 両脇から赤い髪と金の瞳のルキサスと、銀の髪に青い瞳のブルナンが、リョータの腕をつかみ、そのまま祭壇の上に押し倒した。 「ああっ! こら、やめろ―――!!」  腕をおさえる2人にリョータがさけぶと… 「聖姫を前にして、私たちが簡単に、止められるわけが無いだろう?」  金の瞳をギラギラと光らせて、ルキサスがチュチュチュウ~ッ… とリョータの唇を奪う。 「んんんっ~!?」 「その通りだリョータ! 魅力的な妻を前にしては、我慢できない!」  青い瞳を妖しく光らせて、ブルナンはリョータを妻だと語り… ヂュルッ… ヂュルヂュッ… ヂュチュッ… 小さな胸の乳首に吸い付いた。 「うむむ? むっんん~? んんんっ~!!」 <妻―――ッ?! 今、妻って言ったか?! 姫の次は妻?!!> 「異世界から召喚された聖姫は、私たち3人の妻となり、3人の夫の魔力を体内で融合(ゆうごう)させ、その力で子供を作り産むのが役目だ」  チュパッ… と音を立ててルキサスが唇を離すと… リョータが召喚された理由を教えてくれた。 「ふふふっ… もちろん、自分が子供を産むだけの道具などとは思ってくれるなよ? お前を一目、見た時から私はお前の(とりこ)なのだから! なんて可愛い姫なんだ!!」 「可愛い?! 子… 子供―――っ?! 男のオレに子供なんか産めるわけ無いだろ?!」

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