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6-16※性描写

「気のせいじゃない? だって、この教室、机と椅子が置いてあるだけで行く意味ないじゃん」 「分からないじゃん。もしかしたら、視えない何かかも⋯⋯!」 「考えすぎだって」 女生徒二人の声が段々と遠ざかっていくのが、声だけで分かった。 その二人が完全に消え、しばらくした後、紫音が体を起こし、「⋯⋯悪かった」と謝った。 「あ、いや。俺も急に声を上げたせいで、バレるところだったから⋯⋯」 「⋯⋯⋯」 目を泳がせ、紫音にまで聞かれたじゃないかと思われる心臓の音を必死になって抑え込んでいた。 その間に自身のもおさまってくれないかと思いながらも。 「⋯⋯朱音」 「⋯⋯な、──っ!」 不意に呼ばれた直後、頭に手を回してきたのと同時に、口を塞がれた。 大きく目を見開いた。 と、紫音が吸うように唇と唇との隙間を埋めるものだから、すぐに頭に酸素が行き届かなくなり、酸欠状態となる。 そのふわふわとした感覚になっていると、チャックらしい音が聞こえたことにより、紫音の自身のを出すんだなと、ゆっくりと理解していくと、スカートが捲られる感覚を覚えた。 そして、より感じる肌寒さと、紫音の「何、これ」という狼狽した声。 きっと指先で男物の下着ではないと感じ取ったのだろう、唇が離れ、その下着を見やっていた。 この下着の構造上、勃ってしまったら、前開きとなっている部分から露出されるのではということを、今思い出し、カッと頬が熱くなった。 紫音に今のを見られてしまっている。 あの幼かった頃、一緒に風呂に入った時とは違う、大人になってしまった証拠の。 「⋯⋯さっきも思ったが、まさか、こんなのを履いていたとは⋯⋯」 「⋯⋯そ、それは⋯⋯この、メイド服⋯⋯と、一緒に⋯⋯」 「⋯⋯へー⋯⋯」 「⋯⋯あぅ⋯⋯っ」 人差し指でつーっと、膨らみ部分を直に触ってくるものだから、不意を突かれたのもあって、聞いたこともないような声を上げた。 頬がさらに赤くなるのを感じ、同時に下のも先ほどより窮屈になってきた。 「⋯⋯俺に、触られるだけでまた大きくなったのか?」 「んっ、さわ、触らないで⋯⋯っ」 「⋯⋯可愛い⋯⋯」 「あっ」 指先で沿うように裏筋を触られ、甲高い声を上げそうになるのを必死に堪えながらも、体を震わせていた。 「ん⋯⋯ぅ⋯⋯っ、やぁ⋯⋯」 「⋯⋯その可愛い声を、我慢せずに聞かせてくれ」 そう言って、勃っている朱音のと同じく熱くて硬いモノが紫音の手と共に感じた。 それが気になり、顔を上げると、自分の目を疑った。 あろうことか、紫音は自身のと朱音のをまとめて扱こうとしていたのだ。 こんな形で朱音より大きい紫音のと触れ合うだなんて。 けれども、どうしてこの形で。

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