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第2話

今日の竹崎は、バラエティ番組の撮影だった。 「ふぅ……」 「竹崎さん、お疲れ様です」 「お、お疲れ様です…」 撮影後、竹崎の元にやって来たのは若手女優の橋口綾。カオルと同じドラマに出演している話題の女優。今回は、そのドラマの告知で来たらしい。 「カオルさんの写真集と公式のSNSの写真、見ました!あれ全部竹崎さんが撮ったんですか。凄いですね。」 「あ、あぁ…それは…どうも。」 「竹崎さんって、カオルさんと仲が良いんですか」 「ん……んまぁ、飯食うぐらいですけど」 「へえ……だからあんなに自然体なカオルさんが撮れるんですかね!あの、これからも写真、楽しみにしてます」 「あぁ、ありがとうございます……」 女はどうも苦手なんだよな。竹崎はボソッと呟いた。 綾はスタッフにペコペコと挨拶しながら、スタジオを去った。 「…カオルさんと仲良いんですかって…狙ってんのかな、あのド変態をよ。」 独り言をぼそぼそ呟いて、竹崎も撤収作業を終えた。 「はぁ……」 番組の撮影が長くなり、疲れ切った。 逃げるように喫煙所に駆け込み、煙草を咥える。 「お、竹崎さん、お疲れっす」 「おうよ」 喫煙所に入ってきたのは、プロデューサーの林洋平。彼とは同い年で、いつの間にか話すようになっていた。 「ここの喫煙所、無くなるらしいですよ」 「えっ」 「無くなるっつーか、外に移動らしいですよ」 「けぇーっ、外かぁ…やなこった。喫煙者には人権が無くなりそうだな」 「もう無くなりかけてますけどね」 喫煙所を使うのも、竹崎と洋平、芸能人の数人くらいになっただろうか。 健康の何とかって言って、喫煙者を減らそうって話。 「竹崎さん、今日はもう上がりですか」 「あぁ、帰らせてもらうよ」 「そうっすか、お疲れ様でした」 「おう、お疲れ。じゃな。」 竹崎は颯爽と局を去り、家に帰った。 時刻は夜9時を過ぎていた。 「……はぁーあ」 大きな欠伸をしながら、愛車で都会のキラキラした道を走って帰る。 竹崎の自宅は10階建てのマンションの7階。別に高値な訳でもないし、自宅に大した拘りなどない。 「……飯は何しよっかな」 呟いて鼻歌を歌って、鍵を開けた。 「……ん。」 「ご主人様!お帰りなさい!!」 竹崎の自宅にいたのは、裸にエプロンで、赤い首輪を付けていたカオル。竹崎は呆れた。 「…また来たのかよ。そろそろ自分の家帰れよ」 「帰ってますよ。週に1回……」 「もっと帰れよ!」 「だってぇ……あっ!ご主人様、お靴を」 「いいって、自分で脱げるから」 「…んぅ…。」 カオルがふと後ろを向くと、尻尾が付いていた。 「なんだ、その尻尾は。」 「僕の尻尾です!外せばすぐに……♡」 「あぁ、はいはい。分かった分かった。」 「ご主人様、ご飯も出来ていますよ!」 「お、やるじゃねぇか。」 「えへへ♡」 「今日は和食か。」 「はい!」 「……」 竹崎はテーブル、カオルは床に食事が置かれていた。 「……ご主人様♡」 「……」 カオルはいつだって嬉しそうだ。竹崎はそんなカオルの姿にもう慣れた。 「いただきます……」 「召し上がってください♡」 _________ 食事を終えた後、竹崎はソファに座り、酒を飲み始めた。食器を片付けたカオルが竹崎の元へ正座した。 「ご主人様♡」 「……なんだよ。」 「今日のご褒美は…頂けないですか」 竹崎は、ため息をついては履いていたジーンズのベルトを外してファスナーを下ろした。 「……ほら。好きにしろ。」 「はぁ…っ♡ありがとうございます、ご主人様♡」 カオルは喜んで竹崎のペニスにしゃぶりついた。 竹崎はお構い無しに酒を飲み続けた。テレビを点けると、カオルの出演するドラマが放送されていた。 「…お前のドラマやってんじゃん。」 「んんっ……?♡」 カオルはフェラするのに夢中。 「……もっと奥まで咥えろ。」 「んんっ...♡///んっ!」 カオルの頭を押さえつけると、それもまた喜ぶ。 ドラマは恋愛ドラマ。カオルはヒロインの恋人役。 「こんなド変態が、どんな顔して女抱くんだか。」 「んぅ……♡♡」 「男のチンポしゃぶって……美味いのか?」 「おいひぃれふ……♡♡」 「はぁ、参ったよ」 カオルはフェラを続けた。 『玲亜。俺やっぱり、玲亜と一緒にいたいんだ』 「…おぉっと、おじさんドキドキしちゃったよ。ねぇカオル君。」 「んぅ……♡♡」 「本当にド変態だな。」 「んんっ……♡えへへ……♡‪」 ペニスを下から上に舐めて、舌で亀頭を玩ぶ。また喉奥まで咥えるのを繰り返す。 ちゅぽっ…ぢゅっ…ぢゅるっ…♡ 『恭介さん!私、待ってますから。ずっと。』 『おう。』 「……ほら恭介さん、喉奥までちゃんと…っ」 「んんっ♡んっ…んっ...///」 竹崎はカオルの喉奥に直接流し込むように射精した。カオルは噎せてしまった。 「んぁっ……///けほっ、けほっ……」 「…困った野郎だよ。」 「…ご主人様…♡」 竹崎の前でM字に足を開いて見せた。 カオルのペニスも勃起して、我慢汁が溢れ出ていた。アナルに仕込まれたアナルプラグもひくひくと動く。 「ご主人様…?」 「手。」 「あっ…♡♡」 自身のベルトでカオルの手を後ろで縛った。 「んあっ……!!」 「ほら、これ入れて我慢しろ。このドラマ、後10分くらいで終わるから、それまで我慢しとけ」 「は…はい……♡♡」 アナルプラグを外して、竹崎が取り出したのはバイブ。カオルの中に突っ込んで、バイブの動きは最大にしては放置した。 「あっあっ……♡♡♡」 「……」 カオルは放置プレイにも興奮して、10分なんて我慢出来そうにない。 「んんっ……♡んあっ……♡あぁっ...///気持ちいい...///」 「うるせぇよ、聞こえねぇだろ」 「ごめんなさいぃっ♡」 それから数分後、ドラマの展開も面白くなり、さらにカオルの我慢も限界に近付いた。 『玲亜!』 『恭介さん!』 ドラマでは長期間の遠距離から再会のシーン。 カオルの演じる彼と、ヒロインが再会を喜び合う。 それをテレビで見る竹崎の視界の端に、淫らなカオルの姿が。 『玲亜……!好きだよ、世界で…1番!』 「ご主人様……♡イくっ……イくイくイく……♡」 『私も大好きです!恭介さん!』 「イくイくっ……イっくぅぅぁぁ…!!♡あぁぁっ♡」 画面上ではイケメンのカオルが、目の前で無様に射精する。竹崎は頭を抱えた。 「…はぁ…!!!せっかくいい所だったのに!」 「ご、ごめんなさぁいっ……ご主人様…ぼ、僕にお仕置を……♡」 「はぁ……このド変態野郎がよ……!!!ソファも汚しやがって!!!」 「ご主人様ぁ♡」 「こいつ…!……もう分かったから!ほら!乗れ!」 「はい♡喜んで♡♡ご主人様♡♡」 言われた通りに竹崎に背を向け跨った。 「ケツ出せ」 「んっ……♡」 動き回るバイブを抜いて、拡がったアナルにペニスを挿入する。 「あぁっ...///ご主人様の…おちんぽ…っ♡♡」 「黙れ……」 カオルは顔も耳まで紅潮して汗を流し、何ともいやらしい表情を見せていた。 「あぁっ...///あ…あぁ…♡♡あぁ〜っ……♡」 「…もうドラマ終わっちまうだろうが…録画してねぇんだぞ……」 「ごめんなさい…ご主人様ぁっ……♡♡こんな下僕のせいで…♡はぁっ…♡」 「ほらもっと動け!」 「はぁいっ♡♡」 カオルは激しく腰を動かして、喘いだ。 「あぁっ...///あぁんっ..あぁっ……あっあっあ…///気持ちいい……ですか…ご主人様♡」 「…黙って動いとけ、変態。」 「…はい…♡あぁんっ、んんぅ…あっ…♡♡」 竹崎はもうドラマを見るのを諦めた。 「もういい!おらっ」 カオルの縛られた手を掴んで、腰を振り始めた。 「ひゃあっ…!♡♡あぁっ!あぁっ...///……あぁ……あぅ……あぅ……♡♡♡」 白目を剥いて、舌を出して喘ぐカオル。 さっきまで、ドラマのイケメンぶりは1つもない。 ヒロインの手を引いて、イケメン俳優も騒がれるカオルは、今男に抱かれて喘いでいる。 「……お前も懲りねぇな」 「ご主人様♡ご主人様♡あぁっ…♡♡イく……イッちゃう……♡あぁんっ!このままじゃ……イっちゃいます……♡♡」 「早漏だな、お前。我慢しろ!」 ご主人様からの強いピストンとペニスで、尻の奥を突かれ、カオルも絶頂に…。 「んはぁっ!!♡♡あぁんっ!あんっ…あんっ♡……イく…♡はっ…はっ…♡♡あぁ……イく…イくイく……♡」 極めつけは、首輪を引っ張られて血流を止められる。頭がふわふわとして、これもまた気持ち良いと感じてしまうカオル。 「んっ……♡イっちゃう……イッちゃうぅぅ…!!!!♡♡あぁっ……!!♡♡♡」

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