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第22話 蓉※

「もう、して…海斗、もう無理。入れて」 「ちょっと待ってて。今ゴムつけるから」 仰向けにされ、ふくらはぎにキスをされながら、後ろの穴に何本も指を入れ解された。入り口から近いところを何度も擦られ、蓉の懲りない先走りがタラタラとまた流れ出している。 早く入れて欲しいと訴えてみる。海斗も、さすがにもう『お仕置き』はせず、コンドームのパッケージを開けていた。 「海斗…?それ、着けなくちゃダメか?」 「いっ!ダメでしょ…やっぱり」 「最初だけでも着けなくていい?」 「なんで、今そんなこと言うの?いつもは絶対つけないとダメっていうくせに!」 いつもは気がつく前にコンドームを着けている海斗が、今日に限って何だかモタモタとしていたから聞いたのに、逆に叱られる形となってしまった。 そうか、いつもコンドームつけろって俺が言ってたっけ。と、蓉は思い出す。 だけど、今はその薄い膜がもどかしい。 直接海斗を感じたいと強く思ってしまう。 「海斗…コンドームなしで、したい…」 「…うっ、もう…本当に?知らないからね。後で怒らないでよ…」 海斗はコンドームをポイっとベッドの下に投げ捨て、自分のペニスにローションを塗りたくっている。その海斗の姿を見て、ああ…もう入ってくると、蓉は気持ちが昂り始めた。 ゆっくりと海斗のペニスが奥まで入ってくる。久しぶりだから少し入り口がきつい。それでも、中が抉られて鳥肌が立つほど気持ちがいい。 「はっ…あ、ああ、はあ、…」 「先輩?大丈夫…?ああ、気持ちいい。生だからヤバイ、気持ちいいよ…」 小刻みに揺すりながら海斗が腰を進めている。掠れている海斗の声を聞くとまた、蓉のペニスは固くなっていく。 最奥の行き止まりまで海斗のペニスが届いている。海斗のアンダーヘアがお尻に当たっていた。 「はあっ、ああ、海斗…ヤバい…グリグリして。ああっ…大きい…」 蓉の中で海斗のペニスがビクンビクンと動く。その刺激に蓉は耐えられなくなり、お尻をクニクニと動かした。もっと大きく海斗に動かして欲しいとねだってしまう。 「ダ、ダメ!先輩、動かないで、喋らないで、…先輩の中が唸ってるから…ヤバい、達っちゃいそう…あっ、ダメだ、ごめんっ、くっ…」 少し腰を引いていた海斗が、また奥までグリっとペニスを押しつけた途端、勢いよく海斗が射精をした。蓉の奥深い壁に、熱い精子をかけられているのがわかる。 お腹の中が熱くなるほど、海斗の精子を感じる。射精している海斗は何度か腰を振り、ペニスを奥まで押しつけていた。 「…ごめん、イっちゃった。ヤベェ、ゴム無しだと堪えきれなかった。中で出しちゃったよ…」 「…お前がいじわるばっかりするからだろ?」 海斗も蓉と同じようにずっと達かないで、過ごしていたため、蓉の後ろにペニスを挿入してすぐに達ってしまったようだ。 中で出しちゃったというが、海斗のペニスは固いままだ。ゴリゴリと蓉の中でまだ動いている。 「このまま続けていい?抜きたくないし…ごめんね、もういじわるしないから」 「じゃあ…俺が満足するまでする?ちゃんと、してくれる?」 うん、と海斗は笑いながらキスをしてくる。セックス中にキスをしたのは初めてだ。 海斗の背中に手を回してみる。少し汗ばんでいる背中は広くて大きいと気がつく。背中に手を回すと好きだという気持ちが増してくるように感じる。 「あっ、ああっ、うんんっ、っ、はぁ」 海斗にグリグリと左右に腰を揺さぶられると、声が自然に出てしまう。ぐちゃぐちゃという音も聞こえてくる。気持ちがいい。 「もう動いていい…?先輩…かわいい」 チュッチュッと顔中にキスをされた後、足を抱え直した海斗に腰を押し進められ、激しく揺さぶられた。 疼いている蓉の中に、海斗は強烈な抜き差しを始め、腰を激しく振りつけられる。ひとり用のベッドがギシギシと悲鳴を上げている。 二人の吐息と肌がぶつかり合う音、ローションの音が聞こえるから、興奮してしまう。中を擦られ気持ちがよくて、蓉はまた射精してしまった。イきっぱなしになり、精子がタラタラと出続けているペニスを、海斗に掴まれてしまう。 「や、や、海斗…いってるから…触るな」 「だめだよ…ほら、もっと出して…」 いじわるだ。だけど、海斗にされるいじわるは好きだと思う。蓉の細い腰を海斗は掴み直し、ペニスを激しく送り込み、ガツガツと腰を押し付けている。その度に蓉は気持ちがよくて仰け反ってしまう。 少し体勢を変えて、上から差し込むようにまた海斗が腰を振りつける。海斗のペニスは大きく固い。だから激しさが増してくると狂暴に中で暴れまわる。 「先輩…また出していい?中に出すよ…」 「あああ、っっんんん…」 「…っ、あ、うっ…」 ガツガツと腰を送り込まれ、海斗はまた奥に射精している。海斗は射精量が多い。一度の行為だけで勃起は収まらず何度も続けてするが、その度の射精量は変わらず多いと感じる。 「先輩?今度は後ろ向いて?」 ズルっとペニスを引き抜かれたが、休む暇も与えられず、後ろ向きになり、お尻を高く上げろという。その海斗の言葉に素直に頷き従ってしまう。 「お尻の穴、広げて見せてよ…そう、上手だね。俺が今出したやつ、一度外に出した方がいい?」 「…このままでいい。海斗?またする?入れてくれる?」 後ろ向きになり、お尻の穴を広げたまま顔だけをひねって海斗を見る。 「またそんなかわいい顔して…するよ。ほら、入ってくのわかるだろ?」 後ろからズズっとペニスを捩じ込まれた。 今度は最初から激しい行為が始まる。後ろから、海斗は蓉の乳首をクリクリと触り、引っ張ってくる。 「いじわる…するな…やあぁっ、んんつ」 「ああ、先輩…締まる…いじわるじゃないでしょ?好きだよね?乳首だけで達けるでしょ?」 「強く…して…もっと、激しいのが…欲しい。奥まで入れて…」 後ろから抜き差しされているが、ぐちゃ、ぐちゃとゆっくりされているため、また蓉はお尻を自分で広げ、もっとしてと、ねだった。 「もう…知らないよ。本当に…エロいな。ああ、気持ちいい」 「ひっ、、あああっ、、はあ、うっ、」 それからは激しかった。今までで一番乱暴に腰を叩きつけられたと感じる。海斗の大きなペニスで擦り上げられる。大きな海斗のカリで抉られるとまた射精感が込み上げてくる。 海斗の指が蓉の双丘に食い込み、ガツガツと引き寄せている。中に出された海斗の精子が後ろから突かれている勢いで、外に流れ出るのがわかる。 海斗にも流れ出ている精子がわかったのだろう。下半身が宙に浮くぐらい腰を掴まれ、ペニスを奥深くに出し入れし、息が荒くなり興奮しているのがわかる。 「気持ち…いい、ああああ…い…くっ…」 海斗の激しい行為にまた蓉も興奮し、シーツの上にビュッとまた精子をはき出してしまった。 「俺も、うっ、…」 海斗が射精する時はいつもペニスを強く奥まで押し入れる。その後二、三度また腰を振る。その度に海斗のアンダーヘアが肌に当たるのが好きだ。奥深くまで海斗を感じるのが好きだ。 「ふぅ…いっぱい出しちゃった。先輩?まだだよ?ほら、今度はこっち」 「ちょっと、休憩…」 「じゃあ、キスしてていい?」 性欲が強く何度でもやりたい、セックスをして満たされたいと思っていた蓉だが、さすがに連続でしてるので疲れている。 それにもう十分満足しているので、これで終わりにしたいが、海斗の方はまだまだやりたいと顔に書いてある。 海斗に抱きしめられる。チュッチュッと顔中キスをされる。キスをしてたらまたするじゃん…と思った通り、蓉も海斗の背中に手を回すと、またお互いの気持ちが盛り上がってきてしまった。 「先輩?次はゆっくりしていい?」 「う…ん、お前、すごいな…これも、」 「えっ?なに?」 これもお仕置きか?…と口を出して言わなかったが、きっとこれもそうなんだ。海斗の本気を受け止める。すごく満たされているのを感じる。

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