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第11話 2章 凌辱
自由を奪われた仙千代を、義政は上から下卑た笑いを浮かべながら、見据える。
側仕えの三人も、近づいてきた。やはり下卑た笑いを浮かべている。似たもの主従、けだものの群れと言ってよかった。
「ふふっ、女も男も知らぬじゃ、子どもようのう……まあ、他の者の手垢が付いておらぬのはよいが……。ふふっ、わしがお前を大人にしてやろうぞ」
「それは、この者も幸せにございますなあ、若君様直々に大人にしていただけるなど、ありがたいことじゃ」
「そうじゃ、ありがたいことじゃ、若君様には感謝せねばのう」
側仕え達は義政におもねるように、しかし、これから起こることを期待して、舌なめずりしながら口々に言う。
仙千代は、三人の側仕えの者達が見守る中、義政に犯された。
義政は、初めて男を迎える仙千代を容赦なく責め立てた。
仙千代は、激痛と圧迫感に涙が止まらなかった。
声を押し殺して、涙を流す仙千代の様は、義政の欲情を更に高めるだけだった。佑三ならそれを知っていたが、仙千代はむろん知らない。
興奮した義政に、激しく嬲られつくされる。
仙千代の白い雪のような肌は、義政の蹂躙の痕が至る所についている。
義政は、無垢な仙千代の体を散々に嬲り、己の欲望も、その穢れなき蕾の中に放った。
「開いてはやったが、まだ固いの。後は、そなたらで開いてやれ」
そう言うと、仙千代の体を物のように、側仕えの者達に押しやった。
そうして仙千代は、三人のけだものたちに順に犯される。
けだものたちに犯される仙千代を、義政は酒を飲みながら眺めている。これも、義政の歪んだ性癖の一つだった。
眺めていた義政は、また欲情を覚えて、その欲望を放ちたくなる、今度は違う方法で。
「口を使わせる。そこもわしが初めに開いてやらねばの」
けだものたちもそれは承知していた。なんにしても初めては、義政のものだと。だから、誰も仙千代の口は犯さなかったのだ。
「口で含むのじゃ、歯は決して立てるな。もし、立てたら、お前の歯は全部抜かれることになるぞ」
仙千代は目の前に出された、義政の、いきり立つ欲望を口に含む。否応もなかった。
息の止まるような圧迫感に懸命に耐える。むろんなんの技巧も知らない仙千代はただ含んでいるだけだ。
義政もそれは、分かっている。己の欲望を、ずんと突き入れる。仙千代が、本能的に逃れようとするのを、許さず頭を掴み逃れられないようにして、激しく突き立てる。何度も突き刺しを繰り返す。
仙千代は、激しく嘔吐く。しかし、それに追い打ちをけるように突き入れられ、息も止まるような苦しみを覚える。余りの苦しさに涙が溢れる。
苦しくて、何も考えられない仙千代の口に、義政は己の欲望を放った。
仙千代は、いきなりの事に激しくむせながら、その白い物を吐き出す。
「あほう! 出すではない! 飲むのじゃ!」
激しい叱責に、仙千代は怯えた目で義政を見る。しかし、もう吐き出してしまって口の中には、残っていなかった。
「ちっ、全くあほうが!」
「まったくですな、若君様の貴重な精を吐き出すなど、言語道断! しっかり躾けてやらねばいかんですな」
「ああ、仕方ないやつじゃの、じゃが今日は許してやるか。初めてじゃからのう」
「若君様は慈悲深い、ありがたいことですな。じゃが、躾は大事ですぞ、図に上ったらいけませんからな」
「そうじゃな、甘やかすのはいかんな。初めが肝心じゃ。そなたらで躾けてやれ」
義政のその一言で、仙千代は三人のけものたちにその口を順に犯される。
放たれる欲望の精を、決して零さぬように飲み込むことを、覚えさせられる。
仙千代は、喉も顎も痛みと苦しさに、死にたいと思う。それほどの苦しみだった。死ねば、この地獄の苦しみから解放されるのか? そう思った時に、三人のけものたちの凌辱を眺めていた義政、が再び仙千代に近づく。
「よいか、今度はきれいに飲み込むのじゃぞ。今度零したら、お前の体を打ち据えるぞ!」
再び受け入れた、義政の欲望。それは、仙千代に苦しみしだけを与える。もう、何が何だが分からなった。そして、放たれた精を、仙千代はむせるのを必死に我慢し、嘔吐きを抑えながら懸命に飲み込んだ。
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