13 / 43

第13話 最初の試練 

 蜜壺(みつつぼ)から指を引き抜かれてしまい…   ハアッ… ハアッ… ハアッ… ハアッ… と熱い息をはきながら、アユダルはもっとそこに触れて欲しくて、レウニールに懇願(こんがん)した。 「ああ… レウニール様ぁ… レウニール様ぁ… もっと… お願いですぅ… お願い…!」  どうして止めてしまうの?! どうして?! 嫌だ… 欲しい! レウニール様ぁ… 下さいぃ…! 下さいぃ…!  「自分の欲望に正直で、アユダルは可愛いな…」  楽しそうに笑い、レウニールはアユダルの細い足を開き、シーツに染みを作るほど、淫密(いんみつ)をしたたらせる蜜壺の入り口を指で開き、鉄のように硬く張り詰めた性器を、ずぶずぶと押し込んで行く。 「ああああっ?!!」  嘘っ…!! あんなに大きな性器を入れたら、僕は壊れてしまうのではないの?! で… でも、これが男娼の役目だし… ああぅぅ… 大き過ぎて、苦しいっ! 苦しい…よぉ…   レウニールの指で散々よがり狂ったアユダルだが、何の予告も無しに性器を挿入され、動揺を隠せなかった。 「悪いな、アユダル! もう少しお前をよがらせてから、これで可愛がりたかったが… とても我慢できそうにない!」 「んんっ… ぐうっ… レウニール様… レウニール様…んんっ! ううっぐぅぅ…」  苦しい… 苦しい… ああっ… 本当に死んでしまうかもしれない…?! どうしよう? すごく怖いよぉ…!     ううっ… ここでケガをしても、後から治癒魔法を使って治せるけど… それでもやっぱり怖いよぉ!!  少し前までレウニールの愛撫(あいぶ)に溺れ、甘いよがり声を上げていたのがウソみたいに、顔を引きつらせてアユダルは、怯えてしまう。 「私の指を、あれだけ気に入っていたのだから、大丈夫だ…!」  アユダルの不安を感じ取ったレウニールは、性器の挿入を途中でいったん止めて、屈んで唇にキスを落とした。 「レウニール様… 本… 本当に僕でも、上手く出来ると思いますか…?」  出来なくてもこれが僕の仕事だから、拒んではいけないとわかっているけど… すごく苦しいよぉ… んんんんぅ… 「半分、入ったから出来るさ!」 「えええ~っ…!! まだ、半分もあるのですか?!」 「信じられないかも知れないが… すぐに私のこれが、気に入るはずだ…」 「そ… そうかなぁ~?」 「そうさ!!」  気に入ると言われて疑問を感じ、アユダルが首を傾げていると… レウニールはグイッ…! といっきに性器を根元まで、蜜壺に押し込んだ。 「ふうっん……! んんん~~っ……?!」  お… お腹の中に、レウニール様のがギチギチに詰まってる… 他の男娼たちは、どうやってこの試練に、毎回耐えているの?! 恥かしがったりしないで、もっと詳しく先輩男娼のフルタに、聞いておけば良かったよぉ―――っ! 僕のバカぁ―――っ!!  

ともだちにシェアしよう!