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第21話 楽しい食事
お腹の中が熱くて気持ち良くて目覚めると、レウニール様に僕の奥をいっぱい突かれて、ぐちゃぐちゃにされている最中だった。
僕はあっ… と言う間にレウニール様の大きくて硬いてのひらの中に射精してしまい、レウニール様も僕の中に射精した。
「アユダル、腹が減っているだろう?」
アユダルのお腹の中に、たくさん精液を注いでから、硬くて大きなペニスを奥までギチギチに隙間 なく入れたまま、レウニールはたずねた。
「は?!」
言われてみれば! 午前中はずっと眠っていたし… 午後からもフルタの治療をした後で、ヘトヘトに疲れて眠ってしまったから、結局今日は朝から何も食べていなかった!
「治癒魔法で、魔力を大量に使ったのなら、食事をもっととらなければ、身体を壊すぞ?」
「え?」
「友達を治療したのだろう? 他の男娼たちが、お前が治療しなければ、お前の友達は、死んでいたかもしれないと言っていたから」
「ああ、はい…!」
いつの間にか部屋にいた、ケンカをしていた2人の男娼のことかな? レウニール様は彼らに、昼間のことを聞いたんだ?
「それでアユダル、腹は?」
「ええ~とぉ…」
グギュ~ キュルキュルゥ~ と自分が空腹だったと思い出したとたん、アユダルのお腹が派手に鳴り、さっと押さえる。
ギャッ! レウニール様の前で~! こ… これはいくら何でも、恥ずかしいよぉ~っ! う゛う゛う゛ぅぅ…
「ふふふっ… ほら、空腹だろう?! 今すぐ下へ行って一緒に食事をしよう…? 私も今夜はそのつもりだったから」
「は… はい」
レウニールは素早く、アユダルの唇にチュッ… とキスをすると、ずるりと性器をひき抜き、自分の服を整えた。
テーブルに置かれた洗面器に水差しから水をいれ、一緒に用意されていた布を濡らして、手際良くアユダルの汚れた身体をふき清め、服まで着せる。
「さぁ、アユダル!」
幅広の剣帯に剣を下げると、なぜかレウニールはベッドにへたり込んだアユダルを、ヒョイッ… と抱き上げた。
「あ… あのぉ?! レ… レウニール様?!」
戸惑うアユダルの頬にチュッ… とキスをして、そのまま部屋を出る。
「疲れているだろう? 空腹のお前を抱いたりして、悪かった」
男娼を連れた客とすれ違い、口笛をヒュゥ~ッ~ と吹きながら冷やかされても、レウニールはまったく気にすることなく、アユダルを抱き上げたまま階段を下りる。
「いえ…! 僕こそ、眠ったままですみませんでした!」
「いや、お前が眠っていても、私はじゅうぶん楽しめたから、気にするな! それよりも、どうせ抱くなら腹いっぱいお前に、食事をさせてから抱けば良かったのに… お前の寝顔が、あんまり可愛かったから我慢できなかった!」
「なっ?!!」
レ… レ… レ… レウニール様ぁ! 僕が… 可… 可愛いだなんて…っ?! 嬉しいけど、なんか恥かしいですぅ!!
「ははははっ…! ほら、やっぱりお前は可愛い!」
一瞬でアユダルが顔を真っ赤に染めると、レウニールは機嫌良くからからと声を上げて笑った。
あれこれ楽しく話しながら、レウニールにお腹いっぱい食事をさせてもらい、2人で部屋に戻るが… 空腹を満たされ眠気に襲われたアユダルは、レウニールの隣でまた熟睡してしまった。
明け方近くになり、レウニールは眠るアユダルの唇にキスをして…
「また来る」
と言い残し、満足そうに帰って行った。
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