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1話 親友→BL。3
夕方頃。
目が覚める。
天井が目が見える。
頭が痛い。
頭の後ろに酒がいる。
時計を見る。
夕方かぁ、授業サボっちゃったな
昨日の記憶を思い出す。
ディルドボーリングしたなぁ。
フェラしたり、服従したり。
親友の喘ぎ声。
昨日のことを鮮明に思い出す。
隣には全裸の日葵がいた。
「起きろ日葵」
ペチペチ
胸を叩く。
「うぅぁん」
日葵は目を開けた。
「頭痛い」
「わかるわ」
日葵は俺の全身を見る。
「どこまで覚えてる」
日葵は頭をかきながら聞く。
「全部、そっちは」
「全部」
「めちゃくちゃ酔っ払ってなかったっけ」
「キスの時に酔いが覚めた、セックスするときに酔いが醒めるタイプだから」
「そぉ」
どんな返事をしたらいいかわからない。
明るく接するべきか、怒るべきか。
「とりあえず服着よ」
「そうだな」
二人はベットから降りた。
日葵は何かを探している。
「ズボンどこいった?」
「トイレにある」
「なんで」
疑問で振り返った。
「脱ぎっぱにして、取るの面倒かったから」
トイレに向かった。
「あった」
俺は服を着てソファに座った。
目の前にはお酒が散乱している。
ほぼ全てが空。
これが原因か。
「なんか飲む?」
日葵は冷蔵庫を開ける。
「お茶」
「緑茶でいい?」
「いいよ」
ペットボトルからコップへ注ぐ音がする。
「はい」
コップを手渡してくる。
「ありがと」
緑茶を飲む。
無音時間が訪れる。
何から喋っていいか悩む。
「俺らこれからどうする」
日葵が口を開いた。
「どうするって?」
「昨日、あんなことしたじゃん」
「そうだなぁ」
また無音が訪れる。
お互いに言葉が詰まる。
「今後、エッチする?」
今度は俺が切り出す。
「エッチかぁ」
日葵は考える。
「いいけど」
「いいんだ」
「いいけど、遊びはいやだ。愛してほしい」
「それって付き合うってこと?」
「そう、そんな感じ。だけど友達じゃなくなるよね」
日葵の目を見る。
日葵の目は本気の様だ。
「付、、き合う?」
「いいの?」
「いいよ」
「そう」
お互いが下を向く。
「浮気しないでね」
日葵は言う。
「どのラインが浮気」
「女性と二人っきりで飲みに行くとか」
「俺まだ童貞なんだけど」
スッ
日葵は立ち上がる。
自身が履いていたズボンを目の前で下ろした。
ギンギンに勃起したちんぽが目の前にくる。
「僕で良ければ卒業させれるけど」
顔を見上げる。
顔を赤らめていた。
緊張している。
「シャワー浴びいこ」
日葵は手を出した。
「わかった」
俺は手を取り立ち上がる。
お風呂場へ向かった。
「脱がせてよ」
日葵は赤い顔で頼む。
下半身は何も着ていないので上着だけ。
勃起ちんぽは萎えてフニャフニャになった。
シャツ一枚とパーカーを脱がす。
日焼けしていない白い肌が露わになった。
夜見るよりもはっきり見える。
綺麗な肌。
「脱がすわ」
日葵が俺のズボンに手をかけた。
ストン
下半身が露わになる。
勃起はしてない。
「小さいね」
「やめて」
二人で顔を見合わせて微笑む。
上着を脱がしてくれる。
全身が熱い。
ドアを開けてお風呂場に入る。
日葵は先にシャワーを浴び始めた。
髪にお湯をかけ、全身が濡れる。
その姿を見て我慢できなかった。
抱きつく。
キス。
欲望を抑えきれなかった。
キスしただけで勃起してしまうほどの興奮。
シャワーに濡れながら求め合う。
舌と唾液が口の中で混ざり合う。
日葵の体温が俺の体温で温まるのを肌で感じる。
太ももに日葵の勃起ちんぽが当たる。
日葵も興奮してるとわかると嬉しい。
「シャワーもういい?」
俺は聞く。
日葵はうなずく。
お風呂場を出る。
バスタオルで体を拭く。
もう限界。
日葵をそのままベットに連れて行く。
体がまだ濡れたまま、髪も全然乾いていない。
日葵をベットに頭を支えて仰向けで押し倒す。
もう挿れたい。
「まって!」
日葵は手で制した。
「お尻にこれ」
ベットの横の棚から箱を出した。
浣腸と書いてある。
箱を開けて液体の入った容器を一つ取り出す。
「挿れて」
お尻を向けてくる。
アナル見える。
ピンクの綺麗なアナル。
俺は浣腸の先っぽを取り、アナルに刺した。
お尻の中に液が入っていく。
「全部入ったよ」
「3分待ち、髪拭いて」
バスタオルを渡してきた。
拭いてあげる。
白い綺麗な髪。
大学入ってから髪色が変わって初めての会った時は驚いた。
モテることにも嫉妬していた。
好きだったのかもしれない。
色々考えていると2分くらいで日葵はトイレに駆け込んだ。
ベットに一人になる。
バスタオルで自分の髪を拭く
いろんなことを思い出す。
出会った日の廊下。
部活での演劇の練習。
一緒に周った修学旅行。
出会った日からの思い出が浮かんでくる。
今までBLするなんて考えたこともなかった。
日葵がトイレから帰ってきた。
キスする。
ようやくエッチできる。
また、勃起する。
日葵は浣腸が入っていた引き出しを開ける。
ピンク色の輪っかみたいなコンドームを取り出した。
「着けるね」
俺のちんぽにコンドームを装着する。
ちんぽが冷たくなる。
すぐに体温の温かさと同じになった。
日葵はベットに四つん這いになる。
お尻を向けてくる。
緊張する。
「ふぅ、挿れるよ」
「いいよ」
ズボ
後背位の体位になる。
「くっ」
喘いでしまう。
ちんぽを手でギュと握られるような感覚。
ちょっと痛い。
「動いていい?」
日葵に聞いた。
「いいよ」
ゆっくり腰を動かした。
パン、、、パン、、、パン
肉と肉がぶつかる音がする。
気持ちいい。
動かしてみるとちんぽ全体に刺激がくる。
気持ちいい。
もっと刺激が欲しい。
日葵の腰を持って固定する。
「速くするね」
パンパンパンパン
ビクビク
日葵の腰が痙攣している。
日葵は枕を顔に押し当てる。
一緒に感じてくれてる。
嬉しい。
精子が上がってくるのを感じる。
「イきたい」
声が漏れる。
日葵は手を出してきた。
その手を繋いだ。
パン、パン、パン、パン
「イぐ、イぐぅぅ」
ビュルルルル
射精した。
親友のアナルで射精した。
ガクガク
腰に力が入らなくなる。
日葵に抱きつくように倒れ込んだ。
日葵が顔を見てくる。
「イった?」
「でた」
「卒業おめでと」
俺はアナルからちんぽを抜いた。
コンドームに精液は入ってなかった。
コンドームの先が破れて中出ししたのだ。
「ごめん、ゴム破れてる」
「えっ、中出しした?」
「そう見たい」
日葵は俺のちんぽをみる。
「あぁ、なんかヌルヌルするわ」
「ごめん」
申し訳ない顔で謝る。
「いいよ、でもこれから大切にしてね」
「わかった、大切にするわ」
ギュと抱きしめた。
同時に俺だけ使わせてもらって申し訳なさが訪れた。
俺の使う?
日葵に聞く。
「いや、今日はいい。アナルセックスするためにアナル拡張しないと無理だから今後広げてあげる」
「そう、代わりにフェラしよっか?」
「大丈夫、疲れたでしょ」
「しなくていいの?」
「大丈夫、代わりにオナるの見ててくれない?」
体をこっちに向ける。
「わかった」
日葵は右手でシコシコし始めた。
キスをする。
シコシコしない手は指を絡めて繋ぐ。
ちゃんと親友のオナニーを間近で見るのは初めてだった。
日葵は三回オナニーした。
精液は俺にかけてくれた。
お互いに疲れた。
ベットで手を繋いで仰向けになる。
俺の体に日葵の精液でベトベト。
「アナルセックス、馬鹿にしてたけど悪くないな」
俺は喋る。
「君のアナルも拡張してやるよ」
「俺らもう友達じゃないな」
「どうする」
「関係を変えたくないな、強いて言えば、、、恋人?」
「なにその言い方」
二人で微笑んだ。
「これからもよろしくね、綾人」
「日葵もな」
綾人は立ち上がる。
「じぁ、帰るわ」
「その格好で?」
「いや、シャワー貸してよ。ベタベタじゃん。恋人に精液ぶっかけるとか性癖ヤバいなお前」
「ほぉ、拡張するとき覚えてろよ」
「何するの?」
「プラグを挿れる」
「怖」
俺はそう言い残しお風呂場に向かった。
お風呂に全身が映る鏡がある。
精液がかかった体に少し興奮を覚えた。
シャワーを浴び終える。
濡れた体を拭き、お風呂場にある服を着る。
リビングに戻ると日葵がソファにズボンだけ履いて座っていた。
「帰るわ」
「おう、見送ってやるよ」
二人は玄関に向かう。
「次、いつ会える」
日葵は聞いた。
「再来週なら空いてる」
「おっけい、拡張の準備しとく」
「待ってる」
俺は靴を履く。
日葵に抱きついた。
「なんか寂しい、付き合った男女ってこんな感じなのかな」
「そうだよ」
日葵
ん?
俺はキスする。
「別れる時のキスはマストだな」
「わかった
「じゃまたな」
うん、バイバイ
俺は玄関を出た。
外は少し薄暗い。
秋の夜風が肌に当たる。
少し肌寒い。
親友とドロドロしたBLをした割にはスッキリとしている。
「意外と悪くないな」
皐月綾人と一葉日葵のBL関係はこの日から始まった。
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