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2話 拡張→BL。1
あの日の出来事は忘れられない。
綾人は自宅で思い出す。
日葵の顔。
親友だった男とは今は付き合っている。
オナニーするときはあの日のことを思い出す。
日葵を犯しながら、日葵に犯させれている。
今日が会う日。
「よし」
俺はベットから立ち上がった。
日葵の家に向かおう。
俺は興奮して家を出た。
マンションのインターフォンを鳴らす。
「グルルル」
インターホンから呻き声が聞こえてくる。
正面玄関が開く。
日葵のテンションは高いようだ。
家の玄関を開ける。
「おじゃまー」
「グルルル」
すごい威嚇してくる白髪の男。
「グルルル」
こちらも犬のように威嚇で応戦する。
いつも行なっている戯れ合いだ。
ソファに座る。
「久々」
「毎日、LINEしてるだろ」
「そうだな、キスは?」
「するの?」
「恋人ならするよ」
「そう」
キスする。
舌は挿れない軽いキス。
愛を感じる。
「準備できてるよ」
日葵は立ち上がった。
「拡張の?」
「そう」
「いいよ、始めよ」
「こっちがリードしていい?」
「痛くない?痛すぎないならいいけど」
「痛いかも、でも痛気持ちいいくらい」
「ならいいよ、リードしてくれ」
「じゃあ、今から敬語で」
「なんで?」
「SM風でやりたい」
「わかりました」
理解が早い。
「服脱いで」
「かしこまりました」
俺は服を脱いで全裸になる。
ちょっとだけ勃起している。
「これ、着けて」
日葵は首輪を差し出した。
黒色の首輪。
リードと首輪を繋ぐところにハートのアクセサリーが付いている。
首輪を着ける。
なんだろこの感じ。
首輪を着けた自分に興奮しているし、見られることにも興奮している。
「リードちょうだい」
日葵は手を出してきた。
その手に紐を乗せる。
なぜか恥ずかしさが襲ってくる。
俺は乳首を腕で隠す。
「次、これ着て」
紐のようなものを渡す。
広げて見ると女性用の上下水着。
乳首だけを隠す布のサイズ、肩で紐で結ぶタイプのブラ。
そして、ちんぽだけを隠すことができる布サイズの紐パン。
パンツから履いた。
ちょうどちんぽが隠れる。
周りの毛がはみ出すのが恥ずかしい。
ブラを着ける。
こちらは乳輪が少しはみ出る。
人生初めてのブラ。
カシャ
スマホで写真を撮られる。
もう恥ずかしすぎる。
「撮らないで」
手で制した。
「撮らないで"ください"でしょ、お仕置きじゃん」
「いやでも」
「いやでもじゃない、土下座して」
「はい」
「わかりましたがいいな」
「わかりました」
床に土下座する。
日葵はリードを引っ張る。
「ワンちゃんみたい」
カシャ、カシャ
土下座した俺の写真を撮る。
「かわいい」
頭を撫でてくる。
「お仕置きしないとね」
日葵は後ろに周った。
「お尻上げて」
俺は四つん這いの体制になる。
ペチン、ペチン
お尻を勢いよく叩かれる。
痛気持ち。
ペチン、ペチン
段々とヒリヒリして痛みが増す。
「痛い、やめてください」
「お仕置きだから分からせないと、我慢して」
ハァハァ
日葵が息が荒れるくらい興奮しているのがわかる。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
俺は謝罪した。
ペチン、ペチン
1分間くらい謝りながらお尻を叩かれた。
お尻が熱い。
「お尻真っ赤だよ、お猿さんみたい」
日葵は写真を撮りながら笑った。
「手が痛くなっちゃったからやめてあげるよ。言葉気を付けてね」
「わかりました」
「そろそろ、アナル拡張の準備始めよっか」
「ありがとうございます」
浣腸と書かれた箱を開ける。
箱から液体の入った容器を取り出した。
「ねぇ、綾人。攻めと受けって知ってる?」
わかんないです
「BLでリードする側を攻めで許容する側を受けっ言うんだけど」
「はい」
「綾人っさ、あやとから"と"を抜いたら"あや"になって女の子の名前っぽいじゃん」
「はい」
「僕が攻めるときは、あやって呼んでいい?」
なんかエロい。
「ありがとうございます」
感謝してしまった。
あや、浣腸するからお尻こっち向けて
俺は四つん這いのままお尻を差し出す。
「足開いて」
日葵はお尻を撫でる。
叩かれて赤くなったところを撫でられるとビクビクしてしまう。
「ねぇ、まだ挿入もしてないのに感じないでよ」
申し訳ございません。
足を開いて、アナルを開く。
「あやのアナル綺麗だよ」
アナルの写真を撮られる。
「挿れまーす。力抜いてくださーい」
日葵は俺のお尻に液を入れた。
アナルに冷たい液が入っていくのを感じる。
「3分待ちだから」
「わかりました」
ピッ
スマホのタイマーを3分セットする
「これ見てよ、あやのアナル」
そう言ってスマホを見せてきた。
自分のアナルなんて初めて見る。
日葵のアナルと同じような色合い。
お腹に来ない。
意外と浣腸って大丈夫かも。
少し俺の方が黒いかもしれない。
「このアナルを拡張していくんだよ、楽しみだね。待ち時間はお散歩しよ」
日葵はリードを引っ張る。
四つん這いでついていく。
数歩前に出たくらいでお腹がキュルキュルなり始めた。
動くと出そうになり、地面にうずくまる。
「ねぇ、まだ1分しか経ってないよ」
「もう、、しわけごさいません」
日葵はリード引っ張る。
四つん這いに戻る。
今度は2歩は進めた。
お腹がキュルキュルして出そう。
「もう限界」
俺は立ち上がってトイレに向かおうとする。
ピーン
日葵が持つリードが張って進めない。
「おい、3分待てって命令してるんだけど」
怒られる。
喋れないくらい出そうになる。
ハァハァ
息がきれる。
必死に我慢する。
出そう?
優しく聞かれる。
高速で首を縦に振る。
「でもなぁ、あと1分我慢してよ」
冷や汗が出てきた。
もう無理。
俺は日葵にしがみついた。
「なんでもするのでトイレに行かせてください」
「え、なんて?」
「なんでもします!だからトイレに行かせてください」
ポキ
日葵はカメラを動画モードに切り替えた。
「もう一回言って」
「なんでもするので!トイレに行かせてください!」
「いいよ」
日葵はリードを手放した。
ダッシュでトイレに向かう。
「あっ、ウォシュレットでちゃんと洗ってね」
その言葉をトイレのドアを閉めるタイミングで聞こえた。
「ふぅ」
人生の排便の中でも一番気持ちいい。
あれ、ウォシュレットって吹いてからすればいいんだっけ。どっち?
とりあえず、一回拭いてから、ウォシュレットしてもう一回ウォシュレットした。
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