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第11話
「あっ♡それ……っ♡いいっ♡」
「明は尿道刺激されるの好きだもんな。乳首も寂しそうに疼かせて。すぐ、舐めてあげるから」
そう言って、唇を乳首に近づけて舌先で舐めてしゃぶった後、軽く歯を立てて乳頭を甘噛みをされると、タマが上がり、尿道が性液を出したいとクパクパと激しく伸縮して熱い熱カウパーが止めどなく込み上げてくる。
「あぁっ♡イッちゃいそう♡イクっ♡イクっ♡イクっ♡新っ♡イッちゃう♡」
どぷっ♡どぴゅるるる! ぶぴゅるるるぶぴゅっ!
明は体を震わせて尿道口から熱い精液を勢いよく噴出すると、目に涙を浮かべた。
精液を全て出し切ると、肩で息をしながら薄目を開いて自身を見つめている新を見た。
「明のイキ顔、凄く綺麗だったよ」
「き、綺麗って……」
うっとりとした表情で真っ直ぐに見つめられながらそう言われ、明は頬を赤くした。
「目に浮かべた涙がまるで宝石のようで、見惚れたよ。写真に撮って額に飾っておきたいくらいだ」
「そんな大袈裟な!?」
「大袈裟なんかじゃないよ。撮り損ねたから、せめてこの精液だけでも舐め取っておこう」
「えっ!あっ……」
新が明に見せつけるように、白くて長い指先に垂れている精液を舌先で舐め取っていく。
そのあまりにも色っぽくて刺激的な光景に、明は釘付けになってしまった。
「旭の精液……、チュプッ。凄く美味しいよ……、レロっ」
目を合わせながら指を咥えたり、手の甲を舐め取られると何故だかまた、下半身が熱くなりむずむずしてしまう。
それから気を逸らせたくて、明は目を逸らして掠れた声で叫んだ。
「だっ、駄目だよ!そんな汚い!」
「明のなんだから、汚くなんかないよ……。レロっ。そのうち明にも分かる時がくるよ」
「そ、そうなの」
「そうだよ」
逸らしていた目線を新の方に向けると、指先についた精液を綺麗に舐め取りながら微笑んでいた。
その姿は淫靡で、見ているだけでまた、陰茎が勃ってしまいそうだった。
「そろそろシャワー浴びないと、学校に遅刻しちゃうな」
新が背伸びしてベッドサイドに置いてあったティッシュ箱を取ると、ティッシュを出して明の背中に手を回した。
「自分で拭くからいいって」
「ダメ。後始末くらい自分にさせて」
「分かった……」
イったばかりで敏感になってしまっている体を触られるのは恥ずかしいけれど、好意を無碍にはできない。
背中に付いた精液を丁寧に拭き取る新の手つきは優しく、心地よい。その手の動きに合わせて明の口から、小さな喘ぎ声が漏れた。
「明は本当に可愛いな」
新はそう耳元で呟くと、そのまま耳たぶにキスをする。
はずかしさで、顔を傾けて逃げると唇が首筋に移動してくる。
そして、後ろに回していた手はいつのまにか尻へと移動し指先で尻穴をを触っていた。
「んぅ……」
新の舌に首筋を舐め回され、ゾクゾクとした感覚に明は思わず声を出す。
「明は男同士でセックスする時には、アナルにちんぽ挿れるって知ってる?」
「し、知らない……。あっ」
尻穴を触っていた人差し指に縁の皺をなぞられてされてから、窪みをトントンとノックされ、力が抜けた明は新にしがみついた。
「明のこの、ヒクヒクしてるエッチな穴に、好きな人の太くて硬くて熱いちんぽを挿れて、ナカにたっぷり精液そそがれるとその人のこと一生忘れられなくなっちゃうんだよ」
「んぁ……。そうなの……? あうっ……っ」
もう一度、指でノックされながら舌先で首筋を舐められて、そのまま優しく口付けされる。
「だから、本当に好きな人のしかここに挿れたらダメだからな」
「わ、分かったからぁ……あぁっ♡」
新の低すぎる声に怖くなった明が顔を覗き込もうとすると、首筋をチュッっと強く吸われる。
唇を離すと、そこには綺麗な赤い花びらのような印が出来ていた。
「本当に? 俺にこんなふうに簡単にキスマーク付けられて、明は無防備すぎて心配だよ」
「っ、んぁっ♡」
呆れたように溜息を吐かれてから、キスマークをつけたところを舌先で舐め取られる。
好きな相手じゃなかったらこんな事許したりしないのに、新にはそれが分かっていないのだろうか。
明は新にしがみつきながら体を熱くさせ、どうすれば新に分かってもらえるのだろうか考えた。
「じゃあ……っ」
「ん?」
明の声に、新は反応して顔を上げた。
透き通った瞳に見つめられ、心臓がうるさいくらいに鳴り響き、言うのに戸惑ってしまう。
「あ、新が俺が悪い人にアナル傷つけられないように守ってよ……」
「え……っ」
新は目を見開らいて、顔を赤く染めていく。
言い終わって明はとんでもないことを言ってしまった事に気がつき、耳まで真っ赤にした。
(これじゃまるで告白してるみたいじゃないか!)
明がどう言い訳をしようか迷っていると、新の顔が近付いてくる。
「明。俺、絶対に何があっても明のこと守るから」
そう言ってキツく抱きしめられてから、頬に優しくキスをされる。
目を合わせると、宝石のようにキラキラ輝いた瞳が嬉し涙で滲んでいた。
「ほ、本当に? 俺のこと守ってくれるの?」
「当たり前だろ。明が変な男に捕まっていい作品作れなくなったら嫌だし」
「そ、そうだよね……」
やっぱり、新にとって自分は理想の服を作るデザイナーでしかないのか。
そう思うと、胸が痛くなる。
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