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第18話

(本当に何も覚えてなかったな…) 古賀は頬杖をつきながら目の前の空席を見つめてはため息を吐く。 「……っはぁー」 (教えてやったら今後が拗れそうだし、伝えないのが吉だよな) 後ろに身体を逸らし両手で顔を覆うと藤堂には話していない昨日の出来事を古賀は思い出す。

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