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第24話*

自宅の駐車場に車を止めると古賀は運転席を降り、藤堂の寝転がる後部座席の扉を開ける。 「藤堂…おいで」 相当辛いのか肩で必死に空気を吸い込もうと浅い呼吸を繰り返す藤堂。 「こ、がさ…っはぁ、ぁ…」 古賀の方へと手を伸ばし彼の腕を掴むとそのまま優しく抱き上げられる。 そのまま自宅へと向かわれ、歩くときの振動すら今の彼にとっては快感で藤堂は必死に古賀の肩へと顔を埋め押し寄せる快楽に耐えた。 (どうしよ…またイキそう……もう何も、考えられなぃ) すると古賀の自宅へと着いたのか扉が開けられ部屋の中へと1歩入った途端、藤堂は顔を上げ古賀の唇を強引に奪った。 「っ!?…ぉ、いッ!んむっ」 何度も何度も唇を重ねるだけのキスをする藤堂に古賀が痺れを切らし彼の口の中に自分の舌をねじ込んだ。 熱すぎるぐらい熱を帯びている藤堂の舌を何度も捕まえてはしつこいくらい自分の舌を絡める。 「んん゙ぅっ!〜〜ッッ!?」 その刺激すら耐えられないのか藤堂の身体が大きく跳ね、呆気なく果てた。 (またイったな…) 古賀は唇が離れると互いの靴を脱ぎ捨てると大股で歩き寝室のベッドへと藤堂を横にするとシャツを脱がしその上に覆い被さる。 (俺もあの時の会話で吸ってるから。ダメだ…歯止めが効かない) 自身の下で蕩けた表情を見せこちらに期待の眼差しを向ける藤堂に古賀のモノが反応し、下着を圧迫した。 「お前、すごい顔してるぞ」 「んぇ…?はぁ…っ古賀さ、ん俺…身体おかしくなっぁ、てる」 「あぁ、…楽にしてやる」 そう言って藤堂のパンツを下げると精液と汗でぐっしょりと濡れた下着を見ては驚く。 「ははっ…すげぇ」 何度も達しているはずなのに藤堂のソレは萎えることなく元気で薬の効果が現れているのだと感じる。 下着を脱がし足を開くと古賀が期待しているようにヒクつく後ろに手を充てがう。 「やっ!だめっ!」 藤堂が危険を察し古賀を止めようとするが、お構いなしに指を中へとゆっくり入れた。 「あ゙ぁぁ〜ッ!!…ぃい、あっ!」 「…お前ほんとに初めてか」 初めてにしてはすんなりと受け入れてくれる藤堂に古賀は心配になる。 「あっ、んんッ!は、じめひぅッ、てぇ!?そこ、や!ダメ」 卑猥な男をたてながら指を前後に動かしていると良い所に当たったのか藤堂が一層大声を出し、古賀に手を止めるよう言う。 「ここが良いのか」 潤んだ瞳で首を左右に振り懇願してくる姿を見て古賀の中にある悪戯心が疼く。 指を1本から2本へと増やし藤堂の良い所を中心的に擦ってやると彼は枕のカバーを握り締め押し寄せる快感から逃れようとする。 「歯食いしばるな…ほら口開けろ」 藤堂の口を開けさせ自分の唇を重ね、再度深いキスを交わす。 「ふぅぁ、んむ、ん゙ん〜〜〜ッッ!!」 上から下から責められまた意図も簡単に藤堂は大きく身体を跳ねさせながら果てる。 余韻を噛み締めながら唇をゆっくりと離すとぐったりと力が抜ける藤堂ではあったが、今度は古賀のスイッチが入り着ていたスーツを乱雑に脱ぐと大きくなったソレを藤堂の入り口に充がった。 「はぇ…?こがさん?…ま、待ってそんなあ!?」 藤堂の言葉を無視して古賀のが藤堂の中へとゆっくりと入っていく。 「むりぃぃ〜〜ッ…!っはぁ、あ、ぅそ…な、んで」 抵抗するのも虚しく藤堂は彼のものをすんなりと根元まで受け入れ、ソレを逃さまいときつく締まりだす。 「っおい、キツすぎだ…っ!力抜け…っはあ」 「むちゃいわ、あっ!俺、初めっ、てぇ…!んあ!うごいちゃッ!?いぁぁっ…!!」 引き抜かれそうになると良いところに当たり藤堂の息が詰まる。 それと同時に中が痙攣し、古賀が藤堂の顔を見ると彼はこちらを見ながら泣きじゃくっていた。 「…今のでイッたのか」 「ゔぅ〜〜…古賀さ、んの…ばかぁ〜…」 「仕方ないな。お前の感度が良すぎるのが問題だ」 羞恥と快感で藤堂の全身が真っ赤になる。 それすら可愛く感じる古賀は薬の影響でおかしくなっているだけだと自分に言い聞かせる。 藤堂の呼吸が落ち着くのを見計らうと古賀は再度、腰を揺らし始めた。 「んへ!?っあ、んッ、やだっ!も、イけな…ぃ!あぁ!」 古賀に脇腹を掴まれ逃れることのできない藤堂は彼の腕を掴み止めるように言うが古賀は構わず動いては良いところを執拗に擦り続けた。 「…ここ、突くと…っはぁ、いいんだもんな…っ!はっ…顔、あか…かわぃ…」 藤堂の喘ぎ声と肌と肌がぶつかる音、卑猥な水音が部屋に響き渡る。 (も、イけない…のに) とっくに限界を迎えているはずなのに藤堂は何かが迫り上げてくる感覚に恐怖すら感じた。 すると古賀が藤堂の太ももを大きく広げ押さえつけると先程よりも深く繋がり、目の前がチカチカと霞みだす。 「これっ!やだ!あ゙ぁッ、ヤダァ、ッッ!!あ、きもちぃ…ん゙ッ、ア゙ァ!」 「ん。気持ちいな、っはぁ…イきそっ…」 腰の速度を早めると藤堂は何度も中で痙攣を繰り返すと、古賀から搾り取るかの様に締め付ける。 「……っあ!お前、やば…俺から、搾り取るきかよ…!ッ出る」 「あぁぁっ!こがさん、またッ、またイっちゃう…!も、出ないのにぃぃ〜〜〜ッッ!!!」 藤堂は人生で初めてのセックスで甘イキと中イキというものを体験したのだった。

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