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五曲目
個室のあるレストランの個室の中。
ある日、そこで音也は大我と食事を摂っていた。
「美味しいですね、これ」
他愛のない会話をしながらパスタを食べている二人は仲の良い友人の様だった。が、次の瞬間、大我が口にした言葉で二人の関係は大きく変わった。
「俺と付き合わない?」
ただ好きな人がいる音也は刹那すみませんオレ好きな人がいるんでと言う言葉を発した。
「そうか、なら仕方ないな」大我は残念そうにそう言うとこれからも宜しく…と言う言葉を発し音也に握手を求めた。
仕事は仕事、プライベートはプライベート…と割り切っている大我は音也に音也のプロデューサーをやめない事を暗に伝えたのだ。
「あっ有難うございます」音也はそう言うと大我と握手をした。
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