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七曲目
龍司と会えなくなってからも龍司を愛し続けている音也は後日、ライブ会場で龍司と再会した。
…あっあの人は…。
ステージから程近い場所。そこに龍司の存在を認めた音也はステージ上でその顔を綻ばせた。
神山さんだ…。
その時、音楽が鳴り始めた。
音也はマイクを手に取り歌い始めた。龍司の姿を見すえながら。
♪ただ好きな アイツは遠くへいっちゃった
多分会えないもう二度と
ただ好きなアイツは…‼︎
「音也さぁんっっ」
音也を驚かせたファンはそう言うと警備員を刺しステージに上がって来た。
音也は驚きの余り固まり会場は騒然となった。
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