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18.※タンポン

「そういえば、起きてからタンポンを換えてなかったね。そろそろ落ち着いてきた頃合いならば、換えようか」 端に用意していたらしいペットシーツとタオル、換えのタンポンを抱えて再び葵人の元へ戻ってきた。 行為する時間以外はなるべく触れないようにしているのかもしれないが、あからさまだと思ってしまった。 泣いて損したとむくれていた。 「どうしたの。生理痛が酷い?」 「なんでもない。それよりも換えて」 「はいはい。分かっているよ」 苦笑を混じえつつも、横向きとなった葵人を布団を剥いで、浴衣の裾を捲った。 露わとなった臀部の下にペットシーツが敷かれる。 この一連の流れも未だに慣れはしないが、この先されることもこれから先も慣れることはないのかもしれない。 「葵。これから抜くから、ゆっくりと息を吸って吐いてね」 「うん」 「吸って、吐いて」と言葉に従い、その通りにすると、後孔に入れていたタンポンが引き抜かれていくのを感じた。 意図的なのか、一番感じやすい部分の手前に入れられていたことでもどかしさを覚えていたものの、出入り口付近に差し掛かった時、緩めていた後ろを締めることとなった。 「どうしたの。これじゃあ取れないよ」 「⋯⋯ま、待って⋯⋯」 「葵⋯⋯?」 気持ちが落ち着いてきたせいもあるからだろう。今さら思い出したかのように、生理現象が訪れた。 しかし、どうしてこんなタイミングで。 「伝いモレを気にしているの? シートを敷いてあるし、漏れたとしても拭いてあげるから、気にしなくても大丈夫だよ」 「⋯⋯ううん。⋯⋯それじゃなくて⋯⋯」 「それじゃない? ⋯⋯生理のことじゃなきゃ、何?」

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