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34.
「達しそうになる葵が見たくて、ついつい瀬戸際までしてしまう······」
「は······ぁ、はぁ······」
「葵のココが小さく震わせているのですら、愛おしい······」
「······は······ぁ······っ」
うっとりとした目で吐息混じりに言う。
その吐息で、今まさに瀬戸際まできている敏感部に触れられるだけで達してしまいそうで、どうにか意識を違う方へ向けようとした。
「あともう少しで今日の行為は終わりなのだけど、我慢できない······?」
「······っん······、ご、めんなさい······」
「ふふ······そうだよね······。身体を悶えさせているしね」
「ふ······っ、んッ、あ、ふぅ!」
無防備な肌を悪戯に指で這わせ、小刻みに震わせた。
「······あれ、葵。お漏らししちゃったのかな」
「·········え······?」
深く息を吐きながら、顔を上げた。
興奮している昂り。その先端部からやや粘り気のある透明な液体が、だらだらと垂れていた。
兄に言われて、一瞬達してしまったのかと思ったが、先走りだったようでひとまず安心した。が、自分が気づかずに溢れ出した先走りを見たせいで、興奮を増幅させてしまう。
「ここまでくると、扱きたくて仕方ないでしょ? 自分の手に自ら溢れ出した我慢汁を纏わせて、腫れ上がったココを思う存分扱いて······」
「······っ」
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