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42.※公開オナニー
「は、はっ、んぅ、んんっ、あ、ふ、んっ、あ」
気づけば腰が動いていた。それに任せて、頂点に昇りつめていく。
「はぅ、んっ、あっ、あっ、あ、はっ、んぅ、は······っ」
ぞくり、と興奮の波が押し寄せたのを感じたのも、一瞬。
「は······っ、イッ······ちゃ······っ!」
腰を弓なりに反らし、少量でありながらも精を吐き出した。
射精 せた······っ。
薄く目を開けた先の光景に、歓喜にも震わせ、肩で息を吐いていた。
「射精 せて良かったね、葵。でも、まだ足りないんじゃないの?」
「······は······ぇ······?」
眠りかけた頭を無理やり起こした。
一回程度射精 したぐらいで、兄のお仕置きが終わるわけがない。
「······ほら、もっと自分のことを慰めたいでしょう······? やって見せてよ」
「は······ぁ、······で、も······」
「でも、ってなあに?」
「······いえ、······やります」
達したばかりの自身のを再度握りしめる。
「······ん······っ」
もっとも敏感となった今は、ただ触れるだけでもすぐに達してしまいそうなぐらいだった。
すぐに達したとしても怒られはしないだろうかと思いつつ、恐る恐る触れ始めた。
「は、ぁ、ん······っ、あっ、んぅ、はっ」
少し上下に動かした程度でも、たまらず声が出てしまい、その自身の喘ぎで興奮を抱いてしまう。
少し間を持たせてから、せめて達したい。
速く手を動かしているようにも、躊躇っているようにも見える手の動かし方をしていた。
「葵、足を閉じて」
また想像に興奮を足してもらおうとしていた時、不意にそんな声が聞こえ、ふっと目を開けた。
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