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9 イクス2
「えっと僕は……」
「その弟のためならなんでもしていいってとこ本当にあの子にそっくりだね、自分の命より相手の命ってことでしょ? もっと自分を大切にしなよ」
……そう言われてもどうしようもない。
篠原の命令は絶対。
これさえ守れば雪斗を助けられるんだから。
ぐいっと引っ張られ椅子に座った。
椅子はお尻部分が大きく開かれていてイクスは椅子の下に潜り込み蕾になにか装着し挿入してきた。
「んーと結構傷ついているんだよな、メンテナンスだけでも結構かかるんだけどな、本当に獣人ってやり方が荒っぽいよね」
ぐいーと機械で押し広げられバランスを崩しそうになった。
「一瞬びっくりするけど我慢してね」
と言われ待っていると本当に一瞬電撃が走ったみたいでびっくりした。
「よし、完了、じゃぁ媚薬作り始めようか」
へ? 今の一瞬で終わったの?
これにお金がかかるってどういうことだ??
「イクス様こちらをお持ちしました」
「ありがとう、やっぱ濃厚な血だ」
執事が去って行ったのを確認して
「んじゃぁ今から君の体液、精液を採取するね」
口の中をめんぼうみたいなのでぐるっと1周して機械に入れた。
精液は思い切りオナホを取り出し上下に動かしていた。
「無だね、喘ぎ声聞かせてよ、ここまであの子に似てるのはやりがいがないよ!!」
ぷくーと膨れているところを見るとこの人はいったい何歳なのだろうと思ってしまった。
「あ、僕? 450歳、まぁ人間じゃないからね」
とさらっと年齢を言われた、というか頭の中読めるの!?
「人間じゃないって?」
「あー今はそこに触れなくてもいいよ、とりあえず早く射精しろっ」
睨まれ体が疼いた。
「やっと採取できた、君イクの遅いって言われない?」
「いえ……あっはい」
「……今は篠原いないし、素の君でいいのに」
試験管に精液を入れそこに獣人の血を混ぜた。
ピンク色になると予想をしていたが透明になった。
そのあとそれを小瓶に詰める際に火にかけていた。
小瓶に移しこちらにきた
「これちょっと刺激強みめにしておいた、君があたふたして篠原を収めるようにするよ」
「あの、なんでそこまで」
「え? だって痛いのやじゃん、僕はやだね、まぁでも苦しむ姿を見るのは好きだけどね」
この人絶対に危ない人だ。
「あー特にね花咲を弄るのは本当に楽しいんだよ、あの子無理しちゃうの好きだから」
よだれが垂れてきた。
「じゅるり、てなわけで媚薬は完成したから篠原のとこ戻ろうか、いつやるのか知らないけど死なないように気をつけてね」
イクスという男、450歳……怖い男だ。
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