5 / 37
第5話
「またブルーロックでな、凛」
三時間後まるで何もなかったかのように潔は帰って行った。
「……」
何故お前はこんな俺に好意を感じるのか、俺には分からない。
こんな状態で何故お前は笑ってられるのか。
何を考えても、答えが出てくるわけでもない、俺も家路についた。
奴と顔を合わせなくても、近くにいないときでも、俺は殺したいほど憎い潔のことを考えていた。
「……お前だけは」
お前だけは俺から離れることを許さない。
俺と潔の関係は歪んでいる。
ともだちにシェアしよう!