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第6話 どうか身体に刻みつけてくれ。
俺は凛が好きだ。
初キスも初エッチも凛からだった。
凛はきっと俺のことが特別好きとかじゃなくて、気にしてくれる存在くらいだと思う。
俺から告白はしたけど、きっといい返事は貰えないだろう。
俗に言う俺達はセックスフレンドというやつだろうと気付いたときには、凛への好意はとても大きくて重いものになっていた。
この恋は報われないと理解しつつも、好きな奴から求められれば誰でも嬉しいし、俺は全力で受け入れる。
凛の視界に入れることの喜び、凛に気にしてもらえる嬉しさが半端ないくらいだ。
サッカーのことを考えてない俺の思考はほぼ凛に向かっていた。
自分がこんな恋をするなんて思ってもみなかった。
「……俺って結構不純だったな」
独り言だから返事はない。
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