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第7話
「次の休み付き合え」
そう凛から誘われたとき、俺は驚きを隠せなかった。
「……えっ?」
「凛ちゃんが潔誘ってる!!ならおれも行こうかなー」
「潔世一、お前一人で来い」
蜂楽が来たそうにしてたけど、凛は俺に一人で来いと言うのだから、きっとしたいんだろうなと思った。
求められれば嬉しいのは本当のことだし、休みの日に凛に会えるのも嬉しい。
でも会ってエッチして終わりのはずがないだろう。
きっと凛のことだからノープランそうだなと思って俺秘蔵のW杯DVDを持っていこうと思った。
それにしても凛はエッチの仕方とか知ってて、きっと今までに経験があるんだと感じた。
「……嫌だな」
今までに恋愛なんてしたことがなかった俺でもエッチはどんなことをするのか知識として知ってはいた。
でもまさか受け入れる側だとは思わなかったし、男同士でこんなにも気持ちがよくなることも知らなかった。
凛は年下なのに経験があることに溝を感じた俺は、気持ちが焦っていた。
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