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第8話

凛とカラオケでDVD鑑賞中に俺はコイツに犯されるんだ。 逃げられると思ってるのかと、そういう表情で服を脱がされて、首筋に甘噛された。 それと同時に俺のの身体に凛の手が這う。 その行為が気持ちが良くて、俺の口から甘い声が漏れる。 「っはぁ……、りん♡」 声は我慢しようとしているのに出てしまう、どうしようもなかった。 でもそんな俺に反応してくれているのか、凛の表情が歪むと嬉しかった。 ストイック凛にも性欲があるんだと分かると、俺の気持ちが何故か落ち着く。 例えコイツからの行為が苛立ちだとしても、嫌がらせだとしても、そんなのは俺にとってどうでもいい。 「や、っあぁあ♡……ぅんっ♡」 もし嫌がらせじゃなく少しでも俺を思ってくれたらいいと思った俺は凛の胸を押し返した。 ならこういう行為は俺だけにしてほしい、そう思った。 「あ、やらっ♡ま……まって、りん♡まってぇっ♡」 くそっ……、待てって言ってるのにコイツは猛獣か一向に泊まる気配がなくて、ならこちらも力強くで凛のモノを握った。 「おれも、っ……してやるから」 俺から凛のモノに直接的に触れることはないから、どう出るか分からない。 嫌だったらきっと俺を振り払うだろう、そう思って優しくしごき始めた。 自分がしてもらうように、一応はデリケートな部分だからそっとゆっくり触った。 凛に気持ち良いかなんて聞けないけど、顔色を覗いながらしているけど、何か俺のほうが変な気分になっていたと思う。 「……」 これが俺の中に挿入っていたモノなのかと思うと、俺って受け入れる側に結構素質あるのかもと思ってしまった。 そして腹の中がキュンと疼いてきていた。 その瞬間凛の足に払われた俺は勢いよくソファーに倒れこんだ。 「わっ」 え?! そのまま凛の手が俺の両足を上げて、モノを中に押し当てそのまま挿入れられた。 「ああぁっ♡」 俺は本当におかしい、こんな強引な奴が好きなんて。 俺は本当におかしい、優しい言葉もくれない奴が好きなんて。 俺は凛が好きで、凛は俺にきっとにいい返事をくれるわけないのに、それが分かってるのに。 昨日より今日凛がもっと好きになった。 「もぉ、やめぇ♡っやらぁ♡いくからっ、……いっちゃうっ♡」 凛は俺を犯すとき、とても辛そうな表情で俺を見る。 それはまるで猛獣が獲物を襲っているようで、実は本当は襲いたくない、そんな辛そうな表情。 そんな行為しなくても俺はお前のそばにいるのに、言っても凛なら聞こうとしないだろう。 俺の告白を無視するくらいだから、きっと言っても伝わらない。 凛はDVDを止めて俺をを見おろした。 「俺はお前を殺したいほど憎い」 俺は憎まれてもいいし、殺したいたら殺せばいい。 凛が俺を求めてくれるなら受け入れる。 俺達は互いに息を荒くしていた。

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