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19 対峙
車で急行するではなくワープという技術でとある商業施設の前に来た。
すでにパトカーが数台と一般人には見えないが氷壁が張られていた。
「悪い待たせた」
「いえ、ご苦労様です」
「状況は?」
「第1部隊が突入、目的である施設を発見したと連絡がありました」
「穏便にことが進んでないようだな」
「ええ、露隠れのリンガってご存知ですか?」
「ああ、忍者まで雇ってるなんて警備が厳しいようだな」
「はい、忍者の他に暗殺者まで雇っているそうで」
「なるほど、私は第1部隊と合流して道を空ける、なにか進展があれば報告を」
「了解」
手の平から光りを出し剣を実体化させた。
『第1部隊、全滅』
『なんと……続いて第2部隊を派遣します』
『いや、犠牲が増えるだけだ、他部隊は入り口まで待機リンガを拘束したのち突入を』
『了解しました』
倒れている部下に蘇生の魔法をかけた。
「隊長……お気をつけください」
「ああ、喋れるなら情報をくれないか」
「はい、露隠れのリンガは水を使うようでほとんどの隊員が溺死させられました」
とそこに
「あっはぁ~~もしかして花咲さんだったりする??」
!? なんとも言えない登場の仕方で私は立ち尽くした。
「あぅあぅ……/// すごい気持ちいよ、大きくて奥突いてくれるの最高♡」
…………。
「部下をそのようなことに使わないでほしい」
「えーでも/ あんっ// 死にたくないなら僕の言うこと聞いてねって言ってくれたらずっぽりしてくれたよ~~///」
「隊長………申し訳ございません」
「よく務めを果たした、休んでろ!?」
剣を振り上げリンガに振り下ろそうとすると
またゆらっと部下が数人首から上が水の中という状態でこちらに歩いてきた。
「っつ」
「殺されたくないよね? 僕の、あんあん// 言うこと聞いてね花咲さん」
この状態を一気に解消させる方法はそれは水を【蒸発】させること
「火を司る獅子よ、私の願いを聞いてくれ」と魔法を唱えると
水がどんどん蒸発していき水牢の部下たちが解放された。
「ええ!!? うそーん」
そして相手の懐に入り部下を押しどける。
ぬるっと抜け命令する
「下がれ」と
そしてリンガめがけて炎を纏った剣で刺そうとしたとき
「んんーすごいんだけど相手の懐って危ないんだよ?」
リンガは全身を液体化させ私を包み込む
「がはっ…………」
ぶくぶくと辺りは水になった。
「はい、確保、パチパチ」
「ぶくっ…………」
息を多く吸う瞬間もなくどのくらい持つか分からない。
部下は全員いない、下がれが通じてよかった。
「あーあ僕の気持ちいいやつどっか行っちゃったじゃん」
ぶーと膨れていた。
「今から君をあの人の元に連れて行くからね」
ウインクが飛んできたが無視した。
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