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22 ピエロ
大貫さんのせいで体は絶不調だというのに。
「うわぁ!? すごっなんすかこの大きな穴」
「斉藤、まさかお前が」
「ってふざけてる場合ですか? ってなんで赤らんでるんですか?」
「ああ、大貫さんにちょっとな」
「ええ!? まさかプレイしたとか」
「してない!!」
「ねぇ花咲隊長、これ俺たちの結界潜り抜けてやったってことでしょ?」
氷室がきた。
「ああ、相当手練れだ」
そもそもレベルが高い能力者じゃないかぎり俺と氷室の結界は壊せないはず、なぜここまで大きな破壊ができたのか。
「ねぇこれ結界こわれてないよ」
「は?」
その時俺の目と鼻の先に現われた者がいた。
思わず後ろに飛び忘れてしまい腰を掴まれた。
「うひょー結構美人じゃん」
と全員こちらに向いた。
「ええ!! なになにいい香りすんだけどこれってご褒美?」
明らかにこの男はおかしい、まず顔だ。
白いそして赤い大きな丸い鼻、目の辺りはには黄色い星が書いてあった。
そしてもっとおかしいことは先ほど氷室は結界が壊れていないと発言した、ということはすでに再構築されたということ。
俺がここに来て数枚の結界は張り巡らせたがでもそれをいとも簡単にこの男は俺の腰に手をあて立っていた。
「君って例の有名人くん?」
「……有名人かどうかは知らないが……あんたはなにサーカスのピエロ?」
「そうだよ、ピエロ、まぁ所属は違うけどね、でもあんた本当にマーキングされてるんだあの人に」
くんくんと何度も嗅いできた。
「んじゃぁ手始めにやっちゃうか」
「はぁ?」
くるんと部下達のほうに向けさせられ両手で腰を掴むとそれは挿入された。
「ふぇ!? んんっあっ// ちょっと!?」
おかしい、俺はズボンを下げられていないのにまるでセックスされているかのような感覚に陥った。
「あーやべー気持ちいい」
「え、っちょっと花咲隊長、何してるんですか、てかその変人は誰?」
「はぁはぁ……んんんっ///」
「ぜ!! 全員一度部屋の奥まで後退!!」
と叫んだのは斉藤だった。
「見たいけどさ、見ちゃいけないと思うんだよね」
とも言っていた。
なんだこれ絶対におかしい。
体が興奮してさっきの熱とこいつのよく分からない能力のせいで…………体がおかしくなる。
とそこに階段から降りてきたのは議長だった。
「なんだね、すごい音が……なにをしている」
「ふぇ……ぎ…ちょう……これは/// あっくんっ……」
「議長報告します、花咲隊長の監獄に捕らえていた数人の罪人が逃亡しました、よって花咲隊長には処罰を」
と議長の部下であろう男が報告していた。
「ちょっと誰も助けないの? 氷の妖精を我に力を……」
床が凍り付き変人を凍らせようとしたがそれを弾き飛ばされる。
「え!? 嘘でしょ」
「あーもういいところなのに、次は君を犯すから待ってて♡」
「うげっ……」
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