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「えっ、でっか……!」  自分のものよりも倍以上大きく、太さもあるソレを見て、幸人が絶句する。  竿には血管が浮き上がり、先端部分は大きく張り出ていてカリ高だ。  色も黒ずんでいて、見る人が見れば使い込んでいると分かるだろう。 「俺のと全然違う……」 「まぁ、大人だからな」 「大人になるとちんちんデッカくなるんすか!」  幸人が期待に満ちた目を龍之介に向けた。  龍之介の場合は生まれ持った才能なのだが……この疑うことを知らない瑠璃色をがっかりさせたくないな、と思ってしまう。 「あー……たくさん使えばなるんじゃねぇか? 多分」 「ってことは、龍之介さんもたくさんしてるんすよね? 恋人さん大変そう……」 「別に、セックスなんか誰とでも出来るだろ」 「うわぁ、ただれてるー」  幸人が信じられないという目を向けて、龍之介が気まずげに咳払いをした。 「御託はいいんだよ、御託は。やるのかやらないのか、どうすんだ?」 「や、やりますよ! 大丈夫、ちんちんくらい触れます!」  強気な口調で言いながらも、幸人が恐る恐る手を伸ばして龍之介のものに触れる。 「う、わぁ……」  初めて触った他人のものは、想像していたよりも固く、熱い。  幸人の指先がゆっくりと竿をなぞると、龍之介のものがピクリと反応を示した。 「ごめんなさい、痛かったですか?」 「ちげぇよ、気持ちよかったんだ」  龍之介が幸人の手を取り、自身のものを握らせる。  そのままゆるゆると上下に動かすと、幸人が緊張で唾を飲み込むのが分かった。 「こうやって、扱いてくれればいい」 「は、はい……」  ぎこちない動きで、幸人が龍之介のものを扱き始める。  時折漏れる熱い吐息で、龍之介が感じているのだと分かって嬉しくなった。  もっと悦ばせたいが、どこをどう触ったらいいのか見当もつかない。  先ほど龍之介にされたことを思い出そうとするも、快感に耐えるだけで精一杯だったため、何も思い出せない。 「あの、龍之介さんはどこを触られると気持ちいいですか?」  幸人が上目遣いに窺えば、龍之介はニヤリと笑って幸人の首筋に顔を寄せた。  ちゅ、と音を立てて吸い付くと、白い肌に赤い痕が残る。 「お前が触ってくれるなら、どこでも気持ちいいぞ」  耳元で囁かれて、思わず幸人が体を震わせる。 「そ、そうですか……!」  真っ赤に頬を染めた幸人が一心不乱に手を動かし始めて、龍之介が息を呑んだ。  どんどん高まる絶頂感と、幸人から香る汗の臭いに、龍之介の気持ちも昂揚する。

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