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第13話

最悪なことにその日から、お互いによそよそしくなってしまった… あんなに幸せだった一緒にいる時間が緊張して疲れるようになってきた。仲直りはしたものの溝が深まったように感じる。このぎこちなさがこのまま続くのは耐えられなかった潤は別れることを考えていた。 「なぁ…シン、オレたち終わりにしよ…」 「…何で…?」 「シンだって分かってんだろ?あの日からオレといて楽しいか?オレは楽しくない…なんか辛くなってきた…」 「……」 「……」 「…潤、オレのこと抱いていいよ…」 「は?何で今そんなことっ」 「オレだって楽しくない…あの日からキスもしてない…お互いにぎこちなくて…潤はオレを傷つけないようにって触れるのも最小限だし…オレは潤にビビってる…これは無理矢理にでも先に進まなきゃ…だから抱いていい。オレは潤とのこと終わりにしたくない」 「…分かった」 軽いキスを繰り返して、ゆっくりシンをベットに倒す。上からシンをみると、少し震えているように見える 「シンやめよう。まだ怖いんだろ?」 「そんなことないっ」 「嘘つくなよ…」 「……」 「じゃあ……シンがオレを抱いて…」 「え?いや、それはっ」 「元々オレをお前のものにするって言ってたじゃん。お前がしたいようにしていいから…そんで、それができてオレのこと怖くなくなったら、、いつかオレにお前を抱かせて?」 「…潤」 「それでも無理だったらきっぱり別れよ。このまま一緒にいてもお互い辛いだろ?」 「…分かった」 「…じゃあ、ちょっと待っててシャワー浴びてくる」 「オレも浴びたい…」 ムードとか関係ない。今のオレたちにはセックスをするかしないかが一番大事な事なんだ。 先にシンに入らせた。 オレにはやることがあるから…オレはシンとするためにいろいろ調べたけどシンは多分どうしたらいいのか分からないはず…抱かれるとは言えリードするのはオレでありたい。自分でするのは、、さすがにキツいが少しずつ慣らしていく、、、この先は今後の事も考えてシンにしてもらった方が良さそうだな…できるかな… とりあえず、いつでも出来るように準備していたローションとコンドームを渡す。 「……」 「何ビビってんだよ」 「ビビるよ…オレやっぱり…」 「しないって言うのはなしな?これでしないって言ったらそれこそ終わりだからな?」 「そんな…」 「こうなったのはオレのせいだけど、セックスしないで付き合うってオレ無理だから、、どうする?」 「…する…何もしないで終わるのは絶対嫌だ」 「じゃあ。まずはぎゅー」 ぎゅーっとして見つめあってキスをする。ここまではいけた、、次はお互いに服を脱いで裸になる。だけど、後ろを見られるのは恥ずかしすぎるから部屋の端にあるライトだけをつけることにした。本当は真っ暗にしてやりたい…でも相手の顔を見えないのは抱かれる側も同じだ。シンとする初めてはちゃんとオレとしてるって目でも感じて欲しかったしオレもシンがオレをどんな風に抱くのか目で見て感じたかった。 「潤…好き…」 「あぁ、オレも好きだっうっ」 シンが唇から下へとキスを落としていく。肉体関係にあった女はこんなものが気持ちいいのかと思いながらやってた愛撫をオレがされる側になって初めて身体がビクビクして息が上がる感覚を知った。 本当はシンも恥ずかしいのに一生懸命に愛撫してくれる。 「潤…気持ち?」 「…はぁっいい…」 オレに余裕がなくなってくるとシンは嬉しそうで反応が良いところを特に攻めてくる。 「はぁっはぁっ…シン…」 「潤、、めちゃくちゃ可愛いよ」 「可愛いいとか言うなっあっ」 「下も触るね…」 「……」 「潤…」 「あっ…はっんっ」 「潤、声我慢しないで聞かせて…どこが気持ちいとか…」 「はぁ…シンとセックスするのドキドキする。全部気持ちいい」 全身にキスをしながら乳首は時々噛んだり吸ったり…キスとは違う刺激を与えていくと潤のいやらしい声は我慢しながらも溢れ、ギンギンに立ち上がった潤のペニスを見てコレを舐めたら潤はどうするだろう、後ろを舐めたらどうなるんだろうと潤の悦ぶ顔が見たくて丁寧に舐め上げていく。時間をかけた前戯に潤はたまらなくなって自分から腰をゆらした。 かわいい… 「潤…腰動いてるよ…気持ちいい?」 「はぁんっはもっシン…後ろ指入れて慣らして…あっ」 「うん、ゆっくりするけど痛かったら言って、、潤、前も触るね」 「あっおまっえうっ…うゎ…あ、あ、」 「潤…痛くない?大丈夫?」 「い、痛くはない…なんか変な感じ」 「ふふ、、コレかな?」 「やっあっあっんーあっはっはっシン…シンはっはっ両方はヤバいってっ」 「潤…ちゃんと気持ちよさそう…良かった…」 「はぁっそこっばっかりっあっあっ」 「今、慣らしてるからね、、少しでも気持ちーほうがいいよ、もっと大きいの入れるんだから…」 「…ばっ何調子に乗ってんだよっはっはっ」 「乗せてくれたのは潤でしょ?もっと気持ちよーくするからね」 「あっあっシンっ」 思わず前と後ろを触るために横に来ていたシンの首に縋るように腕を回した。身体を捻った事でシンに近っいたため潤のいいところを確実に触ることができた。潤は必死でシンの首に腕を回しシンの首に顔を埋める。 「潤.そんな近くで気持ちいい声聞くとオレ我慢できなくなるんだけど…」 「…いいっ…早く来いよシン」 「うん…もっと潤を感じさせてねっ」 「んっ……くっ」 「潤息止めないで声聞かせて」 「あ、、シンっオレ…お前が好きだからっ」 「はぁっ全部入った、、オレも好きだよ。少しこのままでいて」 チュッチュッ キスをして顔、首、胸、いろんなところにキスをすると潤の力が抜けていくのが分かる。 「少しずつ動くね」 「あ、、、あ、、はぁっはあっ」 「潤の中ヤバい…っもうオレ、、」 「はぁっはぁっ……んはぁっ」 「潤っごめんもう無理、、イクっ」 「ああっはっはっくっ」 シンはひとりでイってしまった…

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