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第41話※
一夜にして、何度求め合っただろう。
ほとんどファングに一方的に何度も射精させられるのが常だったが、いかんせんバルドがオークであることには変わりなく、ファングの腹は妊婦のように精液で膨れ、抽送のたびにブチュグチュと淫猥な水音を立てて溢れ出てシーツを汚している。
「んっひぃいいいいっ♡ お互い何回射精しても熱くてガッチガチのチンポ♡ 俺も止め時わからなくなる♡ どれだけ搾取したら満足するんだろうなぁっ♡」
オークの交配はオーク同士だからこそ満足できるものであるはず。
それを人間相手なんて、バルドだって知識も前例もないのでどうしようもない。
「ご、ごめんよう、ファング……疲れてるのに……。なかなか、出しても出しても萎えなくて……」
「大丈夫だっ、むしろこのまま朝までセックス三昧でもいいくらいだぞっ♡ バルドの子供欲しいからっ♡ 本物の妊婦くらいザーメン注がれてるのに何故できないんだっ、異種族との架け橋の証っ、欲しいのにいぃっ……♡ バルドの赤ん坊絶対可愛いっ、俺も絶対良い親になるっ♡」
オスながら赤子を欲しがるまでになったファングがなんとも可愛くて、淫乱で、たくさん快楽を感じてほしくて、近頃のバルドは自分からもファングに愛撫や積極的な責めを行うこともある。
ファングの両腕を掴み、馬の手綱を引くように腰を突き上げる。小刻みに、そして力強く穿つ。
「あ゛〜〜〜〜ッ♡♡ この動き激しすぎてらめぇ♡ すごいぞバルドっ♡ こ、これならっ、本当に子供できるっ♡ 俺の身体でたっぷり精子製造して♡ バルドの赤ちゃんミルクで妊娠させてくれぇ♡」
「ファング、突かれるの、気持ち、いい?」
「いいぃぃぃっ……♡ ぎもぢい゛い゛ッーー♡ ずっとしてたいっ、チンポ挿れてだい゛っ♡ 最近は戦ってる時もぉっ、終わったらバルドにハメてもらえると思って、頑張ってるんだからなぁ♡」
それはそれで良いような悪いような。
バルドのせいで集中力が切れたり、以前より力が弱まったりしなければ問題ないのだけど。
どちらかと言えば、バルドのために生きて帰るという生存本能が勝っているようだから、安心……してもいいのだろうか。
「イグイグイグッ♡♡ オークチンポでメスイキするの最ッ高♡ バルドっ、俺も好きだっ、愛してるぅっ……♡ んほぉおおおイグゥウウウウウッ〜〜♡♡」
ひたすら破廉恥な台詞を繰り返しながら、ファングは背を弓なりに反らしてオーガズムを迎える。
まさかファングがこんなに淫らな素質を秘めていたとは知らなかったけれど……二人だけの秘密と考えると、バルドも悪い気分はしなかった。
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