11 / 240
第11話 ロジとミト②
「随分気が合ったんだな。
ミトは友達が欲しかったのか?
尊、ミトと仲良くしてやってくれ。」
僕は友達が出来て心の中でスキップしながら帰ってきた。
「ねぇロジ、いつ尊に来てもらう?
早い方がいいよね。一回来たらもういつでも来れるよ。楽しみだなぁ。」
「さっきからミトは尊の事ばかりだな。
好きになったのか?」
「ロジの考えてるような事じゃないよ。怒るよ。
なんか尊は性格がいいんだよ。僕にはわかる。」
「そういう子にいろいろ教えるのも悪くないな。
今までおとなしくて目立たない学生だと思っていたが。
あれで尊は、量子物理学では天才的な閃きがあるんだよ。話をすると面白いぞ。」
普通の友達。僕はあまり学校にも行ってないから友達の出来る機会もなかった。
ともだちにシェアしよう!