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第69話 ハジメ

 ミトの思い・・  僕はロジの膝に乗って首に抱きついてキスしながら 「またしばらくハジメは帰って来れないね。 寂しいな。ここにいる間、いっぱいセックスしよう。」 「ロジの膝だけじゃ足りないのかい? こっちにおいで。」 ハジメに抱きつく。その首に抱きついてキスした。 「僕、ロジとハジメ、二人いないと満足出来ないの。」 いつも二人に溺愛されている。 「同じ国内なんだから週に一回は帰って来るよ。 ロジとミトに愛されないとたまっちゃうからね。」  1週間が過ぎた。最初の土日。金曜の夜。 外に排気量の大きい、特徴あるイヴォークのエンジン音がした。 「おかえり、ハジメ。お仕事はどお?」 ミトにキスしながら入って来たハジメはロジにも抱きついた。 「うん、肉体労働はやり甲斐があるよ。でも ミト、ロジ、寂しかったよ。 朝、目が覚めて一人で寝てるのは寂しいよ。」 「誰か、抱かせてくれそうな奴はいないのか? ハジメなら引く手数多(あまた)だろう。」 「嫌だ!ハジメは僕とロジが抱っこして眠るの!」 (ロジに抱かれてミトとキスして、やっと帰って来たって気がする。)

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