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第89話 ハジメとタカヒロ
部屋に帰って来た。タカヒロを優しく抱いてキスした。
「ん、タカ、欲しくなったか?」
「ハジメの筋肉触ってる方がいいな。
抱いてくれるのはハジメなんだから、ハジメの筋肉を愛するよ。」
「はは、可愛いなぁ。筋トレ、キツかったか?
タカが筋肉ムキムキのマッチョになったらモテるからいろんな男が放っておかないな。
それは困る。」
「ホント?困る?」
「他の男に抱かれるタカを想像すると気が狂いそうだ。誰にもやらない。」
ハジメの胸に抱きついて来る。
「抱き潰して。
明日起き上がれないほど愛して!」
抱きついてジーパン越しに大きくなったペニスを擦り付けてくる。
ジーパンから解放してペニスを手で扱いてやる。
「あ、あん、ハジメもペニス出して。」
二人で舐め合うシックスナインの形になる。
「タカはエロいな。」
「ハジメはエロいの好きでしょ。」
(外にいる時はキリッとしたイケメンなのに
俺には甘々だな。可愛いよタカ。)
タカヒロが今度はゲイパーティに行ってみたいと言い出した。パーティは同伴でもいいが、相手を探すハッテンバでもある。プロも来ている。
麻布の家は、身元のわかっている人間しか入れないから変な奴はいないが、恋人を連れて行くのはかなり躊躇する。
あの日、ミトを連れ帰ったように、誰かに盗られても仕方がないのだ。恋の邪魔をするのは無粋な事。ロジほどの男でもコキュ(寝取られ男)に甘んじたのだ。
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