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第101話 ハジメとタカ
朝だ。まだタカヒロの中にいるような気がして手を伸ばす。力無くペニスが抜け出てきた。
「タカ、大丈夫か?風呂できれいにしよう。」
目覚めていたタカが抱きついて来た。
「疲れたろ。寝返りも打てなかったんじゃないのか?」
腕の中のタカは幸せそうに笑っている。
「ずっと繋がってたよ。オレ嬉しかった。
ハジメのペニスが柔らかくなってもオレの中にいてくれた。長いから取れなかったね。」
ハジメは大きな手でタカヒロの顎を掴んで口づける。その大きい手が身体を愛撫する。
「ああ、切ない。身体に力が入らない。幸せな疲れ、だね。たくさん愛されたって事でしょ。
好き、ハジメが好き。」
真っ直ぐに俺を求めてくれるタカ。
「可愛いよ。愛してる。
ああ、やっぱりタカは俺のものだ。離さないよ。」
身体を洗って後ろもきれいにした。
「タカは俺に抱きついてろ。力が入らないだろ。
かわいいかわいい、全部洗うから。」
「こんなところも洗ってもらって恥ずかしいよ。」
「もう身体中、俺の知らないところはないよ。
タカは俺のものだ。」
普通にTシャツとジーパンのタカは若者らしくてカッコいい。お気に入りのボクサーパンツのブランドが見えている腰履きしたオーバーサイズのジーパン。きれいなお腹がチラ見えする。
「少し腹筋割れてきたか?」
滑らかな腹を撫でる。
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