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第110話 ロジとミト
「ミトが望むなら、悪魔に魂を売ってもいいぞ。」
「あはっ、ロジ大好き。ロジがいてくれて良かった。悪魔に魂を売るなら、あのね、ロジ。お願いがあるの。 タカヒロを殺して。」
淡々と言うミト。ミトは子供なんだろう。
きっと死の何たるか、を本気で考えた事はないのだ。
ミトの言葉にロジは激しく動揺した。
「ミト、生命と死は私のライフワークだ。永遠のテーマなんだ。軽はずみに言ってはいけない。
そんなにタカヒロが嫌いなのか?」
ミトは自分の言葉の重さに打ちのめされた。
「僕、怖い事を言ったね、今。
ごめんなさい。そこまでタカを嫌いじゃないよ。
ロジ、僕は悪い人間になったの?」
ロジは強く抱きしめてくれた。二人の家。二人きり。ロジのキス。
「ベッドに行こう。ロジ、欲しくなっちゃった。」
いつものロジの優しい手。大きくてゴツゴツしていて長い指。ミトは指を口に含む。
「あ、あ、凄くセクシーだ。ミト、また違う顔を見せる。」
ロジにゆっくり脱がされて行く。いつものベッド。
「は、はぁ、はぁ、ロジのキスに弱いの知ってるでしょ。僕、僕、欲しくなったよ。愛して。」
ミトは過激な事を言ったので興奮しているのか、積極的だ。ロジの大きな男根を触っている。
「凄く大きい。大きくなってる。大好き。」
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