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第117話 ミトとタカヒロ

「ミト、全部いれるよ。ああ、いい。」 グッと奥まで入って来た。 「痛くないか?」 聞きながらも情け容赦なく奥まで抉って来る。後ろから覆い被さっているので逃げられない。 「やめてって言ってもやめてくれないでしょ。 痛くないよ。奥が欲しがってるみたい。 はぁ、はぁ息継ぎが出来ない。」 「いいか?イクよ。あーミト、愛してる。」 腰が震えてミトも何回目かの絶頂を迎えた。  翌日、ミトはロジに 「タカヒロに会いに行く。ロジは送って行って。 車の中で待ってて。」 「ケンカ、売りに行くのか?」 笑いながら聞くロジに 「ぼくはそんな事しないよ。なんかゆっくりお話してみたい。タカヒロを好きになりたいんだ。 ハジメが愛した人を、嫌いになんかなりたくない。変かな?」  ロジは頭を撫でてくれた。 新しいスーツがちょっと嬉しくて、でも見せる相手が思いつかない。何故かタカヒロの顔が浮かんだ。  ピンポン、タカヒロがドアを開けた。 「えっ、ミト、一人?」 「うん、タカに会いに来た。ハジメはいないの?」 「ジムに行ってる。なんか遅くなるみたい。 どうぞ、入って。」  小綺麗に片付いている部屋に入った。ハジメは片付けるの嫌いだから、きっとタカヒロが綺麗好きなんだろう。

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