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第120話 ロジに報告

 ミトはニコニコしてロジの車に戻ってきた。 「男の子なら、抜き合い、もよくある事だろう。」 ロジに話すと笑っていた。  ハジメは、帰って来てタカヒロからミトが来た事を聞いて顔色が変わった。 「ミトに何したの?ロジは?ミトが一人で来たの?」 「ハジメ、何心配してるの? 中々友好的だったよ。 ロジは外の車で待ってるって言ってた。」 話を聞いてハジメはホッとした。二人でしたシックスナインの事は黙っていた。 「今度ロジの家に遊びにおいで、って言ってた。 二人で。」  ハジメの首に抱きついて 「ミトはハジメとキスしたいって。」 「えっ。」  ハジメだってミトとロジのキスが恋しい。 タカヒロは許さないだろう。  4人の関係が少し変化してきた。  ミトとロジも家に帰って来て 「ミト、タカヒロと仲良くなれそうかい?」 「うん、僕はハジメが恋しい。タカと一緒でもいいから遊びに来て欲しい。」 ロジの首に抱きついてキスしながらそんな事を言う。 「この前撮ったスーツの写真、見るかい? フィルムカメラだから大学の写真研で現像してもらったよ。」 「わ、発色が柔らかいね。」 「ミトにもわかるかい?」 「うん、凄い、裸でネクタイって色っぽいね、っていうかエロっぽい。うふふ。」

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