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第135話 白薔薇茶会
「えっ、ミトちゃん26才なの?」
「そう、中身が幼稚なのかな、いつも驚かれる。タカは22才だよ。夕子さんと同じかな?」
「オレの方が一才上かも。」
「ミトちゃんより年下には見えなかったけど、
こうしてハジメさんといるとタカさん可愛くなっちゃうね。」
そんな事を言われてしきりにテレている。
「私達同人誌を出しているんだけど、漫画とかと合わせて、写真集を作りたいと思ってるんです。ストーリー仕立てにしたら面白いかなって。」
「小鉄さん、カメラマンなんですよね。」
「えっ?違うわよ、あれは趣味なの。」
でも写真が上手だと褒められて悪い気はしないようだ。
「ハジメさんとタカさんの写真集とか、人気出そうだよね。
ロジャー先生とミトちゃんのも、ぜひ作りたい。」
「俺はダメだよ。露出は絶対ダメだ。」
何故かハジメは、嫌がっている。
「漫画ならいいかな?僕、4人の絡みを漫画にしたいな。」
皆んないろいろなアイデアがあるらしい。
「ミトちゃんのロリータファッションも映えると思うわ。この際だからアキラも女装したら。」
マーブルという娘が提案した。アキラは結構乗り気みたいだ。ミトの手を取って
「ミトちゃんと一緒なら僕はやりたい!」
なんて言ってる。
「あのー、最後に質問というかお願いがあるんですが。ベッドルームを見せて欲しいんです。」
ミトはロジの顔を見た。ロジは笑って
「いいよ。個人情報の最たるものだな。」
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