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第143話 白薔薇撮影会

 "白薔薇"さんたちから同人誌を飾る写真を撮らせて欲しい、と連絡が来たのでまたロジの家に集まる事になった。この頃は彼女たちの依頼だけを引き受けている。マスコミに露出するのはウンザリなのだ。 「こんにちは。今日は、ミトちゃんとタカさん、それぞれのポートレート撮影と二組のカップルの紹介、そして小鉄さんとジョーさんとスタッフとみんなで集合写真、などを撮りたいと思います。 よろしくお願いします。」  千賀子さんの声掛けで、庭で撮る事になった。 「アマチュアですが、今日はアキラがカメラマンです。小鉄さんもジョーさんも入ってほしいので。」  ミトもタカヒロもそれぞれにカッコつけている。タカヒロはデザイナーズブランドのオーバーサイズのGジャンを素肌に着て、腰履きのカーゴパンツにボクサーパンツのブランドロゴを見せているいつもの格好だ。若者らしくてカッコいい。 足元はドクターマーチンのゴツいジャングルブーツを履いて来た。  ミトは素肌にネクタイだけ。ドックタグのペンダントはいつも付けている。下は擦り切れたジーパンから腹筋が見えている。ロジから厳しくシックスパックに鍛えられてきた。  次にロジとミトのツーショット写真。 ロジが、ミトは私のもの、と言わんばかりに膝に乗せてキスしてる。手が素肌を撫でている。  ロジは上質のシルクのシャツのボタンを下まで開けて少し胸毛が覗いている。ロジも筋肉質のいい身体だ。 「キャー素敵!ちょっとこれたくさん撮ってみんなにください。」 大興奮だ。  次はハジメとタカヒロ。ハジメが思い切ってタカヒロを抱き寄せる。熱い口づけを交わす。 「きゃーきゃー、尊いわぁ!」

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