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第189話 ビトイーン・ザ・シーツ
夜も更けてきた。ショーが終わって、小鉄がメイクを落として着替えて席に来た。イケメンに変身だ。
「あー疲れた。楽しかった。
やっぱり、ショーほど素敵な商売はない、わね。」
ジョーちゃんが小鉄のためにカクテルを頼んだ。
「ビトイーン・ザ・シーツ、だよ。俺から、だ。
小鉄さん、いや、小鉄、これを受け取って。
そして俺のベッドに来てください。」
ジョーが出したのは、小さな綺麗な箱。
小鉄の手を取って、中から指輪を取り出して、その指に嵌めた。
「凄い!素敵!」
みんな大騒ぎだ。
「えっ、何?
ジョー、あなた、受け、じゃなかったの?
私が、攻め、なら指輪は私からよ、ね?」
「俺は実は攻めの方がいいんだ。
小鉄を抱きたい。愛してる。」
小鉄はカクテルを飲み干した。
そして熱い口づけ。
「おめでとう!」
「小鉄さんおめでとう!」
「小鉄、やったわね!」
「小鉄さん、素敵!」
この後、カクテルのとおりに、二人がベッドに入ったのは言うまでもない。
熱い夜は続く。
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