「ふふ……っ、すごくお辛そうにされているお顔……可愛いですよ……」 そこに、容赦なく注がれる勇からの施し。 充分すぎるくらいに濡らされた孔に指を挿入され、弱いところばかり弄られ、意識を失いそうになったところを勇に身体を起こされ、口の拘束を解かれた代わりに勇の熱く脈打つ雄を喉の奥深くまで挿入される。 「ぐ……ッ、んんッ、んぐっ……！！」 「は……ッ、千夜さま……っ、このまま果ててしまいたいですが……っ、」 最後は貴方様の中で。 耳元で囁いた後、勇は義三郎の雄をようやく解放し机を支えにうつ伏せにすると間髪入れずに後ろから穿いた。 「！！！！！！」 目の前が真っ白になるほどの強すぎる刺激に、声にならない声を上げ、義三郎は射精していた。 「あぁッ、千夜さま、ここをこんなに熱くして僕の摩羅に絡みついて、僕を愛して下さる……幸せです、千夜さま……っ……！！！」 「い……ッ、ひぁっ、勇殿……おぉッ……！！！」 放たれた欲情は勇の激しい抽挿の間でも止まらず、更なる絶頂を迎えていた。 白濁とした精を吐き出した後に溢れ出る透明な液体。 義三郎にとって、初めての経験だった。 「嬉しい、嬉しいです、千夜さま。床が水浸しのようになるまで悦んで下さるなんて……ッ……！！」 「あ、がぁっ、あぁッ……！！！」 気を良くした勇は義三郎の最奥を、最も敏感なところを攻めたて、やがてそこに愛欲を注ぎ込む。 これが、ふたりの最後の目交いになった。