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第7話 バスケ部合同合宿

あっという間に月日がたち10月初め合同合宿に長野まできた。 「よっし! まずは走り込みからだな!!」 …………。 「僕なんでマネージャーになってるんだろう」 「翼心配しなくていいぞ」 そう、蛼翼は優等生くんから翼に呼び名を変えさらにはバスケ部のマネージャーになっていた。 数人の男子からはなぜ女子じゃないんだと悪態をつけてるやつもいたが こうして仲間に入ってくれたのは嬉しいものだ。 マネージャーというよりかは合宿の手伝いみたいなやつ 学校の公式だから給料も入るらしい。 「んじゃ集合」 と古川が声を出すと向こうから他校の生徒がきた。 「相変わらずのデカさだな、んでこっちの副部長は小人」 「ああん? 喧嘩売ってんのか? まぁでも俺ら別にお前らに負けたことないし」 「うぐっ……絶対泣かす」 「やってみろ」 「ちょっと副部長なにしてるの」 と翼のツッコミ 「なんも」 1年の部員の中に飛び込み話をした。 「先輩、今度の試合もレギュラーなんですよね」 「ああ、そうだけど」 「先輩の技術教えてください」 などと言ってくる、でも基本ができてればなんとかなるじゃんって思うけどボールを掴み 「いいか! まずは体を低く保つことからだ!」と言うと みな体を低くするが 「まだまだ」というと 「あれっすね、一生スクワット状態にしてないといけないんすね」と言ってきた。 「当たり前だ!」 俺の周りに集まる者もいれば古川部長の周りに集まりシュート練をひたすらするものもいた。 他は他校と試合したり走り込みに行ったりで今日は特に予定はなかった。 ---- 広い体育館の隅っこで副部長を眺めていた。 「ああ、クソかわ」 「なにが?」 !? 「木下………」 「女子もいないのに誰がクソかわなの?」 と目をこらしていた。 「……クソあつって言ったんだよ」 「えーでもさ優等生である翼がまさか学校のバイトに応募してくるなんてだいぶビックリしたんだけど」 「……まぁたまには息抜きも必要って母さん言ってたし」 「へぇーそれでOKもらったんだ」 「うん」 「てか相変わらずうちの副部長はちっこいよね、1年の中に混じってるのにあのドリブルじゃ誰もとれないって」 「やっぱ青山って上手なの?」 「バスケってさ身長が高いほうが有利とか言うじゃん、でもさあいつ見てるとなんか違う感じするんだよね」 「うん」 「さすがにあいつがシュート狙っちゃうとさブロックされるのは分かりきってて、敵も下ばっか向いてるんだよ、ボールが下のほうにあるからでもさまさか?って時にシュートすると敵のあっぱれの顔……ぐふふっ去年の試合とかまじすごかったわ」 「そうだったんだ、でも1年の時レギュラーってこと?」 「補欠な、先輩が体調崩したとかで急遽入ったら先生もおったまげみたいな顔してた、あれは俺も感動した、ベンチにいたんだけどさ」 「たしかにまさか? ってのが一番面白いしかっこいいよね」 「そういうこと、だから翼もまぁ青山のことばかり見てないでもう少し周り見てみたら? 面白いことあるかもしれないよ」 「!? ちょっ木下……」 木下はにやっと笑いながら青山の元に駆け寄った。 「くそ……ずるい」

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