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はじめてのデート

やばいかも…。病院外で臣に会うなんてこれが初めてだからめちゃくちゃ緊張する。 しばらくすると、チノパンにだぼっとした白い七部袖のシャツを着た臣が現れた あれ?なんか…いつもと違う… なんだろう? アレだ! 鼻のが無い 「臣、鼻の…」 「外出やけんとってもらったとよ?」 「え…じゃあどうやって飲んだり食べたり…」 「みかちゃん先生の訓練でだいぶ、上手になって少しなら大丈夫になったとよ?」 「わ!すごいじゃんっ。ちなみにみかちゃん先生は相変わらずな感じ?」 「うん。にぎやかなのは変わらんとよ。それより由宇の私服可愛いかね?」 「え?そう?普通のジーパンにシャツだけど…」 「首のチョーカーが可愛かよ」 「あーこれか。フリマで見つけたんだ。似合う?」 「うん!由宇、不動産屋さんはこっち」 自然な感じで臣に手を繋がれてちょっと驚いたけど、そのまま歩いていくとテレビでも見たことあるような不動産屋さんの前にたどり着いた。 「臣はどんな物件探してるの?」 「んー…特にこだわりは無かよ?()いて言えば病院に近いほうがよかね」 「それは言えてる!」 「後は…お風呂が広かとこやと嬉しかね」 「あー分かる!やっぱり毎日入るとこだし、快適なのがいいよなっ」 「うん」 不動産屋の椅子に座り、いろいろな物件を見せてもらうと営業のお兄さんが口を開いた。 「ルームメイトだとそれぞれに部屋がある方がいいかなと思いますから2LDKのこちらの物件とかがおすすめですね」 「由宇、ここ見に行ってもよか?」 「もちろん!」 2人は営業さんおすすめの物件へと案内され、中を見て回った

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