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カフェM's 2
真尾は2人の会話を聞きながらはじめてカフェM'sに行った日を思い出していた。
それは、尿道プレイでトラブルのあった日から約1年が経った真尾23歳祖父江29歳ころのことー
「夫婦…交換?」
「そう。3年目にもなるとお互い慣れが生じるだろ?浮気しやすくなるのもこの頃だ」
「僕は浮気なんて…」
「宵がするとは思ってないし俺もするつもりはない。だが、人間気の迷いってものがあるからそれの防止にもなるし、行ってみよう。
夫婦交換がハードルが高ければ単独で来ているタチを招きいれて3人プレイとか、カップルの中に宵だけがプレイに入るとかな。パターンはいろいろある」
「…と、言われても…想像がつかないです」
「習うより慣れろ。百聞は一見にしかず。行くぞ」
「え…ぇー…ちょ…。うー…怖いことしませんよね?僕、尿道は…」
真尾が尻込みしていると、祖父江は真尾の頭を優しく撫で
「大丈夫だ。禁止プレイの指定もしあえる」
「やらずにいやだ…は無しですよね?」
不安そうに真尾が祖父江を見上げると、祖父江は優しい表情で笑い
「見てるだけっていう人たちもいるぞ」
「見てるだけ?」
「あるいは見せるだけ。ようはみんな刺激を求めてカフェへ来る」
「見てるだけなら…行ってみてもいいかな…」
「分かった。とりあえずどんな場所か見に行こう」
連れていかれた先は一見普通のバーのようなカフェ
いくつかカウンター席があって、4人掛けのボックス席が5つくらい…
時折、そのボックス席の全員だったり、カウンターにいた2人が奥の部屋へと消えていく。
30分近く観察をしていると、ヘロヘロになった小柄な青年がパートナーと見られる人に支えられながら出てくる。
それが何度か…
その中には意識の無さそうなのまでいる
奥ではいったい何が…?
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