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カフェM's 奥の部屋

奥の部屋ーどちらかと言えば興味はあるけれど…知らない世界は怖い。 でも、怖いもの見たさもある、、 そんな気持ちを察したのか祖父江が口を開いた 「宵、アフォガード頼むか?」 「え…酔っちゃいます」 「だからいいんじゃないか。深く考えるな。奥の部屋が気になるんだろ?シラフじゃ難しくても少し、お酒をいれて軽い気持ちになれば行きやすくなる」 「実継さん…ここ、慣れているんですね」 「20歳から通い詰めてるからな。なんだかんだで10年は来ているな」 「20…って」 僕がまだ15…中学3年生の時だ。その時にはもう実継さんの隣には誰かが… ちょっとヤキモチ… 僕のはじめては実継さんだけど、実継さんのはじめては僕じゃない… 当たり前なんだけどなんだか悔しい これまでの実継さんを知りたい あの奥の部屋に行けば何か分かるでしょうか? 怖い…でも、気になります。 宵は奥の部屋が気になって仕方なかった 「どうした?宵。複雑な顔してるぞ?」 「別に…なんでもありません」 言えるわけないです。 あなたのはじめての相手に嫉妬していますなんて… 真尾は、祖父江に対する独占欲に気付き、困惑し こんな気持ちになるのははじめてでどうしたらいいか分からなかった。

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