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パーティールーム

廊下を進んでいくと左右に分かれていくつかの部屋があった。 右側の部屋のそれぞれのプレートにはプレイルームとともに入室もしくは空室の表示がされていて 左側の部屋にはパーティールーム、ショールームとあり、祖父江はパーティールームの方の扉に手をかけ中に入ろうとしたが、つんのめり 「おっと」 真尾は立ち止まり固まった。 「どうした?宵」 「怖いです」 「大丈夫だ。怖いところじゃないし、俺が側にいるから」 「はい」 促されて中に入るとそこは一面ソフトマットが敷き詰められていて、部屋の隅の棚にはティッシュ、コンドーム、ローション、籐籠、大人の玩具類が置かれていた。 部屋の片隅では2組のカップルが並んでコトに(およ)び、反対側では1人の青年に対して3人の男がエッチなことをしていたり、また部屋の奥側では何組かのカップルがそれぞれ戯れている。 ナニをする部屋なのか、一目にして真尾は理解した。 「実継さん…ここって…えっち…んっっ」 真尾が言い終わる前に祖父江は真尾の唇を唇で塞いだ。 実継さんの舌が口のナカに… 舐め回される 歯列をなぞられ、舌を吸われるとあっという間に真尾の下半身がその欲望を主張した 勃起…しちゃいました。 恥ずかしい… 「実継さん…だめ…」 「まわりを見てみろ、宵。みんなシテる。シテない方が変だ」 真尾は祖父江に言われてまわりを見回し、頷いた。

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