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天然宵さん
部屋に入ると玄関先で丸裸の宵が一行を出迎えた
「ただいま、宵。突然だがお客さん」
「えっちな音が聞こえます」
「バイブを仕込んでるそうだ」
「おもちゃ、挿れてもらえたんですね?雅宗。よかったですね。道中寂しくなかったでしょう?」
「良くない〜っ。早よ、取ってー」
「どうして?もったいないですよ。楽しまなきゃ」
「パンツ、ぐちょぐちょなんやもん…早よ脱ぎたい」
「そんなに、先走りまみれに?羨ましいです」
「宵、違う。こいつは許しなく射精した。今からお仕置きだ」
「宵さん、助けてー」
「雅宗、何を言っているんですか?悪い子はお仕置きしてもらわなきゃ」
「宵さんも味方してくれへんの?」
「味方も何も…施していただく立場なんだからちゃんと言いつけは守らないと」
「実継さん、宵さんをどうやったらここまで躾けれたんです?」
雫は疑問を口にした
「あめとムチだ」
「宵はえっちが大好きだ。射精、ドライオーガズムをご褒美にすれば頑張ってやるぞ。逆にどんなに懇願してもイかせないでいると泣き出してしまう」
「なんか…可愛いですね」
「気持ちよくなりたくて必死だからな、宵は。だから今も裸で出迎えている。
そうだろう?宵」
「はい。早くベッドに来てください」
「待て待て。シャワーも浴びてないし、食事もお預けか?」
「実継さんはシャワー浴びなくても大丈夫です。お仕事がんばってきた匂い…好きですから。後、食事の前に僕を早く食べてほしいです。ずっと待ってました」
「え…ちょ、待って…宵さん。可愛すぎ」
雫は宵の言葉がツボに入りニヤける口元を手で覆いかくした
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