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宵さんのヤキモチ

2人は実継と雅宗の甘々ラブラブな雰囲気に言葉を失い顔を見合わせた 「…」 「…」 「し、雫…。彼はお仕置きを、されていたはずでは?」 「…の、はずなんですけど…なんか妬けますね。雅宗のうっとり顔、久々に見ました」 「…う…っふ…え…っんー」 「よ、宵さん?どうしたの?泣けてきちゃった?ヤキモチ?」 雫は宵を抱きしめて背中を撫で 「よしよし。大丈夫ですよ、宵さん。あれ、たぶんお仕置き後のアフターケアです。でも、ごめんね?うちの雅宗が実継さんに甘えてて。後でちゃんと言って聞かせるから」 「ん…っ…ん、うん」 「雅宗ーっ迎えにきたよ」 「ん?んぇ?」 ちらっと雫の方に雅宗は視線を移し、実継はキスをやめ 「おまえたちも終わったか?」 「です。ちょーっと宵さんいいですか?泣いちゃってるんで」 「むー、おいで。ゲストルーム行くよ」 「えー、なんでなん?いややっ」 「むーちゃん!宵さん嫉妬して泣いちゃってるの分かんない?」 「…あ…えと、ごめん。俺?俺が泣かせてもうたん?」 「そうなるね。ほら、行こ!」 「ん。分かった。宵さん、実継さん。また後な?」 雅宗と雫が消えると、宵は実継から視線をそらした 「宵?どうした?おいで」 「やだ」 「?」 訳も分からず宵の手を引っ張り抱きしめると宵はさらに泣き出し 「う〜っ…んぇー…ん」 「どうした?痛いことされたか?」 「違う」 「違う?じゃあどうした?」 「実継さんは僕のです!あんな…あんな恋人みたいなチューしちゃダメですーっ」 「雅宗に嫉妬したのか?ん?」 「う…うん」 「よしよし。どうしたら機嫌よくなる?」 「分かんない…っくやしい」

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